夏大作の最後の走者である映画<海霧>が公開された。
28日ソウル、ワンシムニCGVで開かれたマスコミ試写会に参加したシム・ソンボ監督以下俳優が映画に対する所感を伝えた。
素材ほど船員の現実感を生かすのがカギだった。
チョンジン号船長 チョルス役のキム・ユンソクは
「(映画のために)ドキュメンタリーなどをたくさん参考にしたが私たちの船は定置網漁船(漁場に達してイカリをおろして漁網を海底に設置する方式で操業する漁船)とその船に対するドキュメンタリーならば無条件に共有した」と明らかにした。
続けてキム・ユンソクは
「この映画のために<タイタニック>を参考にすることもできない役でドキュメンタリーのリアルさを漠然と知っていた船員の実体を感じさせた」と付け加えた。
撮影現場は強行軍だった。
霧が厚く覆った海の上が映画の空間的背景であるだけに俳優は午前6時から船の上で撮影をしなければならなかった。
キム・ユンソクは「チョンジン号に乗る瞬間から日程が終る時まで降りてこれない」といい
「巨済島、麗水、馬山などで撮影したがファンたちが「おっぱ!」と言ってついてくることもできないのでスタッフまで完全な船員になった」と雰囲気を伝えた。
「パク・ユチョン君を除いて皆演劇俳優だしこの映画の原作がまた、演劇と見ると皆気が合いました。
船員の姿を皆が競争するように生かしました。
誰があまり洗わないか、誰の服と頭がもっと船員のようなのかを競争しました。
船に寄り添って横になっても衣装チームが何もいわないです。
つぎはぎになるほどもっと現実感があるから。 (笑)
撮影して出てきたら誰が誰なのかわからなかった」
<海霧>には総六人の船員が登場する。
出演した俳優が各々個性を生かしてキャラクターを表現した。
このの中でユ・スンモクは
「船員のうちにもギョングのようにファッションに気を遣う人いそうだった」といい
「ドキュメンタリーを見ると本当にカラーとパーマをした人がいるのに映画でパーマをした」と機転が利かせて言った。
一方<海霧>は大漁の夢を抱いて出港した船に乗った船員が密航者を船に受け入れ広がる事件を描いた。
演出は<殺人の追憶>の脚本を書いたシム・ソンボ監督が引き受けた。
キム・ユンソク、パク・ユチョン、ハンイェリ、キム・サンホ、イ・ヒジュン、ムン・ソングン、ユ・スンモクが呼吸を合わせた。
封切りは来る8月13日だ。