うちにはまだ届いてないんですが
届いたみたいなので開けまーす。
販売前は商売妨害ですから、控えておりました。
Singles ( April 2014 )
Interview
SCENE#1 3月15日、朝10時の空気
映像の天候だと信じるには大変な3月の寒さが厚いダウンジャケットの中にしみこんだ。
高陽市のとある建物の前。
50人余りのスタッフたちと俳優たちで騒がしい。
早朝に始まった撮影の疲れとだるさと寒さを溶かそうと、スタッフはダウンジャケットを二つずつ着込んだ。
SBS水木ドラマ<スリーデイズ>の撮影現場だ。
製作段階から深刻な問題だった韓国ドラマ版ではあまり見慣れない「スリラー」ジャンルを標ぼうしたアクション推理物という点。
そこに<根の深い木>のシンギョンス演出に<サイン><幽霊>の、キム・ウニ作家が出会ったから
「信じて見られるドラマ」という修飾語が付いてくる。
その板の上に置かれた主演俳優はパク・ユチョンとソン・ヒョンジュ。
消えた大統領イ・ドンフィ(ソン・ヒョンジュ)と疑問だらけの父の死の間で糸口を解決していく大統領警護官ハンテギョン(パク・ユチョン)のストーリィだ。
自身の命をかけて大統領を保護するテギョンのカリスマはしっかりとした対話によくにじみ出ている。
目の前にねらわれた銃を見ても、彼は最後まで「撃ちなさい、警護官が銃を恐れるでしょうか?」という。
なじんだように見えたパク・ユチョンの弱く悲しい目つきはテギョンというキャラクターに出会って「熱い怒り」を含んでいた。
今までの作品で見られなかったその目の光をよんでみたら、『テギョン』のパク・ユチョンに会うことが見慣れないが楽しい。
スタッフの間で、見慣れた顔が見える。
俳優パク・ユチョンだ。
近くでみてみると疲れた顔に、声は少し休んでいた。
昨日明け方撮影が終わった後、寝ようとベッドに少しだけ横になったがすぐに集合のベルが鳴ったそうだ。
パク・ユチョンだけだろうか。
撮影のために集まったスタッフやはり昨日の疲労をそっくり抱え込んだまま、再び静かで清潔に撮影のために集中を準備する姿だ。
3月12,13日、それぞれ3,4部ドラマ放映を終えた後の週末、6
話の分を撮影するために集まったスタッフの間に妙な緊張感が漂う。
特殊メイクチームがやはり忙しく動いている。
また一つの事件がテギョンを捕まえていた。
その感情線をうまく入れるために何度かのリハーサルが足される。
1シーンのために何度も対話が行き来する間、すべてのスタッフが息を殺す。
そして泣き叫ぶ「テギョン」の叫びを見つめる。
OKが落ちた。
SCENE#2監督と俳優、二人の男の空気
デモに見える現場、重要な事件が発生するシーンを控えたからなのか俳優と監督がモニターの前に並んで座った。
シン・ギョンス監督のディレクティングを聞きパク・ユチョンは「テギョン」からどんな感情を引き出さなければならないのか自身を点検する姿だ。
撮影の間にも、終わった後にも彼らの対話は絶えることがない。
二人の男が椅子に座った後ろ姿を見ていると、ふと「ケミストリー」という単語が浮び上がる。
シン・ギョンス監督とパク・ユチョンの間に適用すれば良いように見える。
ディテールさまで
のがさず取りまとめる監督の注文と、これをスマートに消化する俳優の間には明らかに化学反応が流れた。
二人は、今回の作品で初めて会った。
撮影のために場所を移動した途端、シン・ギョンス監督に尋ねた。
パク・ユチョンはどんな俳優かという明らかな質問。
もしかしたら公式に、短く答えることもできる問いに彼は真剣に、単語ごとに力を集中しながら答えた。
「まず、とてもスマートです。
とても、何というか... 賢くて台本分析力も良い。 俳優が自分が分析したのがあってはっきりとそこに対して演出者の考えが違うことがあるのだけど、
違う場合に、とあるディレクションをあたえれば瞬発力をもってキャッチをし
それを反映して演技をする能力が優れています。
付け加えると、とある台本状況に対してさまざまなディテールを作り出す創造力というか、
そのような部分も素晴らしいです。」
パク・ユチョンと『テギョン』の出会いは予定された運命であった。
SCENE#3パク・ユチョンの空気
昨日も20分しか寝られずにきた。
前の日に撮影したアクションがとても強くて... 筋肉痛とか肩の痛みのために横になっていることができなかった。
とても痛くて。
それでずっと目が覚めてて、お腹がすいて食べ残したトッポッキを食べて「また寝なくちゃ」って横になったけど電話がきた。
出てこいと。
そういえばアクション演技は初めてだ。
アクション... おもしろいです。体が大変だけど最大限リアルにしようと努力してる。現実的に作ろうとしますがその過程がおもしろい。
最初<スリーデイズ>台本を読んだ時の感じは。
本当にハマり度が最高だった。
ドラマでこんなジャンル物が出てくるとは、驚きだったし何というか...
シノプスのち密さが推理小説のようなこともあった。
この作品は必ずやりたい、いややらなきゃならないと思った。
「ハンテギョン」というキャラクターに惹かれた理由は。
全体の事件のマスターキーを握っている。
善と悪の境界線がない、ジャングルのようなサバイバルというか?
なぞときのような状況で事件の仕上げを明らかにする人物だ。
警護官という職業も普段僕のそばにいつもいるからある程度理解していた職業だったし演技してみたかったし。
僕のまた違う姿を見せることができる機会だろうと考えた。
ドラマ1,2回撮影が映画<海霧>の最後の撮影期間と合わさった。
映画の詰めの撮影頃にドラマ現場を行き来した。
それで特に1回が残念だった。
他の先輩は撮影に入ってたし、そうするうちに僕が現場にいくと早く撮らなければなければならないシーンたちが多かった。
なおさら落ち着いて演技に対して話を交わすべきだったのに、撮るものが一番急ぎなんで...
初撮影だったから序盤撮影のテンポもまだ適応できない状況だったし、
そんなことのためにドラマの流れを中間に掘り下げるのにとても悩んだ。
今は撮る前に常にたくさん話を交わして撮るから大丈夫。
監督と話をたくさんした。
台本の中でどんな状況での対話をどんな感情に近く解きほぐすのか対話をたくさんしてシーンに行くほうだ。
ハンテギョンをどう解釈しているのか。
警護官という職業意識、そして父を失った息子として疑問を解決しようと思う人間的な意志の二種類を考えている。
歌手活動をしていてたくさんの警護官に会ったけれど自身を犠牲にしなければならないそんな位置だ。
その使命感ということは作られることも、作ってできることでもないようだ。
そうやって守らなねばならない大統領がいて父がいる。
その二人を守るためにハンテギョンは恐れを知らない。
どんな危機でも彼は自身を守らなければならないという考えよりもその二人を守らなければならないという想いが大きい警護官だから。
だから冷たいと思える強い姿とその後にある混乱を適切に表現しようとしてる。
警護官といえばスマートで、理性的で冷徹な典型的なイメージがある。
序盤には警護官となので物静かで、常にcome downしている姿でなければならないと思った。
実際にも警護官方々がそうです。
物静かで判断力がはやく、しかし皆がそうだから僕までそんなに無味乾燥に行ってしまったらキャラクターがフラットして出てきてしまいそうだった。
それで感情的な部分を演技する時だけは最大限警護官ではないように表現したい。
職業的から離れ人間的に感じられる部分を表現したい。
ソン・ヒョンジュとの呼吸は今回が初めてだ。
先輩とはもう7部まで作業をしました。
先輩と一緒に演技するその感じを本当にどう表現したらいいのかわからないのですが...
先輩の目があ~~まりに真実に見えます。
5部で先輩と一緒にとるシーンがありましたが、嗚咽する程じゃなかったけどおいおい泣きながら涙をたくさん流すシーンでした。
ところで先輩の目を見ると狂ってしまった。
格別な言葉もなかったのですが目が全ての事を語っていらした。
さらに僕はカメラから外れて先輩の姿だけがアングルに照らされて僕が会話だけを合わせれば良いんですが、
その時も涙がずっと出ました。
とても真実のように演技をなさるようです。
相手俳優からたくさんの感情を引き出すのか。
そうみたいです。
本当にびっくりした。演技もすごく上手でいらっしゃるのを元々知ってはいましたが...
回を繰り返しながらますます僕の役割を着せられて上がってくる感情たちがある。
そんな感情が込み上げてる状況でソン・ヒョンジュ先輩と一緒に演技をしてみたら、その感じがとても強く迫ってきた。
そのままちょうどここに(腹の下の方)にあった感情たちまですべて引っ張り上げるように(気持ちを)もって行かれるから。
目つき一つだけでも感動を受けます。
キム・ウニ作家の台本を読んでみたらどんな感じか。
作家の台本は完ぺきだ。
新しい台本と向き合う時のたびに驚くし、作家を尊敬する。
僕がドラマを初めてやった時から持っていた考えは、台本が最も重要だということだ。
台本の中で全てのものを探そうとし忠実であろうとする。
だから台本を読みさらに読み込んで僕の中に入れようと努力します。
キム・ウニ作家の作品にはメロウがない。
そう... 分からない。
初めからメロウは考えずに決めた作品なので。
個人的には物足りなさはないんですけれど...そうじゃなくてもちょっと前に作家が撮影現場に少しの間いらしてメロウの部分をお尋ねした。
でもまだテギョンが解決しなければならないことがあまりにも多い。
今後どのように解けて行くか分からない。
スタッフの間で誠実だという称賛がやかましかった。
現場がとても良い。
よく合い楽しい。
正直にドラマのイメージ上で夜のシーンがさらに良く合うドラマでもあり...撮影する時いつも寒くてアクションも多くそんなことがあって大変なことではあります。
でも僕自らが以前とはちょっと変わったようです。
昔には無条件的に撮影現場で礼儀正しくばかりあろうとしましたが、
今は本当に気楽にスタッフと冗談も気兼ねなくやりとりしていて、そんなです。
内功が積み重なったのだろうか。
内功的な感じというよりは少しずつそんな考え方になりました。
映画<海霧>を撮影しながら僕とても意識的に礼儀正しいのも周囲の人々が不便なこともあると思った。
かえって僕が先に気楽に近付いていくのが良かった。
一日でこんなかんじになったわけではなく、時が流れながら自然に積もっていくようですね。
以前には現場がどうなのかという質問に
「良いです、気楽です」と答えたとすれば、今はニュアンスがちょっと違う。本当に本当に気楽だ(笑)。
映画<海霧>撮影での良い感じがまだ強く残ったようにみえる。
本当にたくさん学んだ。
演技的な部分もそうだし、先輩たちの演技を一旦たくさん見ると、1シーン、1シーン本当に精魂を込めてとり、テイクもたくさん行き、
ずっとモニターをしてみるとアングルに対する技術的なこともたくさんわかるようになった。
各ミリごとにアングルサイズが変わるとこのように演技をするともっと効果的だな、という事。
スタッフたちと4ヶ月の間毎日のようにご飯食べて、皆で同じように酒を飲み、それと共にわかるようになった点が多かった。
先輩の演技を見ながら感じること、直接くださった助言も多かったし例をあげるとこのようなことです。
テクニック的な部分が不足しても、あるいは口が凍って対話をすることがちょっとあれだとしても、
目つきだけは本当に視聴者たちでも映画を見る観客に退屈させずに迫らなければならないということ。
僕のセリフが終わっても目からずっと読む物を残すことに対する重要性をたくさん学んだ。
それが結局は真実性から出ることだ。
まだうまくいきはしないが、いつも集中をして一瞬ものがさないようにしている。
<スリーデイズ>はパク・ユチョンにどんなものを残すだろうか。
アクション俳優パク・ユチョン(笑)?
でも本当に今回の作品入る前にリーディング練習が終わって先輩と皆で同じく会食席を持った。
その場でも同じような話をした。
「僕、あまりアングルに束縛を受けたくありません」と。
アングルの中にだけあろうとせずにいたいと言ったところシンギョンス監督と撮影監督がそうだった。
とことん行けと!本人(監督)が知ったうえでアングルをすべて捕まえて下さると。
もちろんそのアングルに合わせてそうやって行かなければならない場面もあるだろうけれど、
そうではない時はちょっと自由にやってみたかった。
合(答え)がうまく合った。
そうです。
だから今面白味とはちょっと遠くなった。
演技に対する面白味とはちょっと遠ざかったけれど、遠ざかっただけちょっと...
演技に対する欲ではない何かがさらに強く生まれたようです。