人はそれぞれ毎日の生活の中で、いろいろなことを感じながら生きている。
そしていろいろな事柄に対して少なからず不平不満を持つようになる。
本来ならば、不平不満にはそれなりの理由があり、それなりの解決策があるはずなのにあるときから、アルコールという薬物でごまかすという術を身に付けてしまった。
ごまかしてばかりの生活の中で自分を見失い、価値観は乱れ、本当の事柄もわからなくなっていった。
自己中心的な人間になり、周りの意見など聞くこともできなくなって、反発するエネルギーをアルコールに向けていた。
完全なアルコール依存症の状態になっていた頃は、とにかくアルコールを摂取することがすべてにはじまりのようだったので、「飲めない。」事に対する不平不満はどうしようもないことだった。
とにかく「生き方」「生きることに対する考え方」を変えることしか解決策はなかった。
今こうして生きている中で、今日一日が穏やかに暮れていくということに感謝出来ることがありがたく思える。