飲み続けている依存症の人間が、飲まずに生きるということは人生の柱を抜かれると同じことのように感じる。

何をするにしても、とりあえず飲んでから・・・、そんな生活をしている人間からお酒を取り上げるということはすがるものを取り上げることなんだ・・・・・


異常な飲み方などということは自分自身が一番わっかっているのだから。


・・・・・・・・・

依存症であるが故にアルコールを求める気持ちは消えることはないけれど、お酒の味も、ほろ酔い感、高揚感など感じた記憶はなく、ただアルコールという薬物を求めていたという事実だけがある。



・・・・・・・・


一般の人たちが感じることのできるお酒による楽しさが感じられないのである、まさしく完全な敗北である。


・・・・・・・


ただお酒を恨んではいない、なぜならお酒を薬物として乱用したのは自分自身で、お酒によって楽しい思いもたくさんしてきたのだから。


これからの人生、反省はするけれど、後悔はしたくない。