自分の飲み方が異状な飲み方ということは、十分認識していた。

呆れられるような飲み方をしながら、言い訳を探しては飲む・・・・その繰り返し。


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ビッグブックの中に、第八章妻たちへ・・の中でこう書かれている。


成功の第一の原則は、決して腹を立てないことだ。

次に、飲酒に関してあれこれすべきだと、決して彼に言わないようにする。

もう一つ大切なのは夫が飲んでいても、あなたは自分の子供たちとの関係や友達との友情は壊さないと断固として心に決めることである。


彼女は強かったとでも言うか、決してビッグブックなど目にしたことはないはずなのに、このことをやってのけていたのだ。


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今の夫婦の関係は、「運命共同体」といった感じで、お互いの個人として認め合いながら生活をしている。

互いに干渉せず、ちょうどよい距離間を保ちながら無理せず出来ることから始めてきた。


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お互いを認めるというよりも、それぞれが受け入れることができるようになったのだろう。


不安という感情は、消えることはないけれど小さくすることはできる。

希望は、いくらでも大きくすることができる。


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