あの頃はいつも思っていた、あの頃に戻りたいと・・・

電話もなく、お風呂もなく、もちろんお金もなかった・・・


ただ夢だけは有りました。

二人で家庭を持ちたいと・・・・


夢はかない、長男誕生・・・


人がうらやむような人生・・・しかし長くは続かず・・・


母の突然の事故死・・


その事実をうまく受け入れることができずに、アルコールという薬物に逃げた。


依存症という病は自分だけではなく家族やすべての人たちを苦しみのどん底まで突き落とした・・・


母の死さえなければ・・・こんな苦しみがなかったのに・・・


あの楽しかったあの頃に戻れるものなら戻りたい・・・といつもいつも思っていた、


今、AAのステップに従いながら、自分に起こるすべてのことをしっかりと受け入れることで、新しい生き方の中で、その思いはなくなり、今の家族をたいせつにしたい。