「はなまるマーケット」
エコノミークラス症候群&腰痛防止エクササイズ
東日本大震災発生から4週間あまり、
仮設住宅の建設も始まり復興への兆しが見え始めていますが、
いまだ全国に2000ヶ所以上で18万人以上もの方が避難所生活を送っています。
そんな中、今健康面で気をつけていただきたいことが・・・
先週宮城県の避難所で行われた、血栓を調べる簡易検査では、37歳~81歳の39人中、
3割弱にあたる11人の方にエコノミークラス症候群につながる血栓が見つかっています。
現在では、宮城県内の12か所で194人中44人の方に血栓が見つかっています。
エコノミークラス症候群とは、
長時間狭い場所で動かずに同じ姿勢でいると、脚など静脈に血の塊、血栓ができ、
急に動くことによって、それが肺静脈に詰まると呼吸困難等を引き起こす病気のこと
それ以外にも長時間同じ姿勢でいることで起こるのが・・・
背骨の腰の部分にある五つの骨腰椎に体重が集中し、筋肉に負担がかかり、
筋肉疲労等による腰痛が起こるんです。
寒い時期に注意 腰痛撃退法!
寒いと縮こまり、硬くなる筋肉。
これこそが腰痛の原因なんです。
昭和大学医学部 整形外科学:平泉裕准教授
「硬くなると筋肉の血行が悪くなり、疲労物質が溜まってしまって、 腰痛がひどくなりますね。」
さらに、寒さと同様に腰痛をさらに助長するのが、同じ姿勢を長時間続けるということなんです。
昭和大学医学部 整形外科学:平泉裕准教授
「ずっと同じ姿勢を続けると、だんだん腰が曲がってきます。前かがみを続けていると、前にある椎間板がずっと潰れた状態で腰痛が強くなってくるんです。」
椎間板とは、骨と骨を結合している軟骨のこと。同じ姿勢で長時間いると、
昭和大学医学部 整形外科学:平泉裕准教授
「腰が冷えていたり、硬くなった状態から急に起きあがって重いもの思ったりすると、 ぎっくり腰や急性腰痛になる可能性が高いです。動き始めの時に、軽いストレッチや軽い運動をして欲しいですね。」
ギックリ腰防止ストレッチ
◆簡単ストレッチ法
※転倒に気をつけて無理をせず行ってください。
1. イスに軽く腰かけ片手で体を支え、もう片方の手は腰にあてる。
2. ゆっくり円を描くように腰を回す。
<方法>
1. 座布団の場合二つ折り、毛布の場合三つ折りにし10センチくらいのイスを作る。
⇒骨盤が正しい位置にきて、正座やあぐら、体育座りをしても腰が疲れにくく、腰痛防止になる。
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腰痛防止エクササイズ
<やり方>
1. あぐらをかいて、体を後倒す。
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疲労回復背中のマッサージ
<やり方>
1. カラーボールや軟式テニスボールなどを2つ靴下の中に入れ、きつく口をしばる。
(イスの背もたれでも壁でもOK)
※エクササイズやマッサージをする際は、無理をせず行ってください。
エコノミークラス症候群 被災者の3割に血栓発覚
エコノミークラス症候群は前にも載せましたがもう一度詳しく載せます。
<どのような症状が起こる?>
・脚の静脈に血栓が詰まった場合
→ 軽い症状だとむくみ、ひどくなると腫れたり充血したりする。症状が全くない場合もある。
・肺静脈に血栓が詰まった場合
→ 呼吸困難になり、最悪の場合死に至る。
<予防方法は?>
・出来る範囲で水分をこまめに摂ること!
・1時間に1回程度は膝浦や股関節を動かすようにすること!
エコノミークラス症候群防止エクササイズ
◆その1
1.床に座り、グー・
◆その2
1. 脚を軽く組んで足首を回すように「あいうえお」 と片足ずつゆっくり動かす。
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◆その3
1. かかとで反対側のふくらはぎを中心に、下から上にさするようにマッサージする。
※無理をせず行ってください。
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