IINA算数教室

IINA算数教室

現小学4年生対象|中学受験算数の新5年準備講座「PRE5」を9月28日(月)東京で開催。初回無料。
解き方だけでなく「なぜそうなるのか」を考え、「算数って面白い」と思える学びを紹介します。

最近、ブログを書いていて面白いことに気づきました。

算数そのものについて書いた記事、あまり人気がありません。笑

教育論とか中学受験の話とか、親御さん向けの辛口な記事は比較的読まれる。

(あっ、「成績激落ち…」の記事、アクセスかなり多かったです笑)


でも、算数の中身になると明らかに弱い。

もちろん私の書き方の問題もあるでしょう。

ただ、少なくとも一つ感じるのは、

中学受験には興味があっても

「算数そのもの」には、それほど興味がない人が結構いるんだろうなということです。

本当不思議。


中学受験をする。

子どもには毎日勉強させる。

算数の成績を上げてほしい。

難しい学校を目指してほしい。

でも親御さん自身は、

「私は算数無理なんで」

「数学は昔から苦手で」

「もう全然分かりません」

で終了。

いや、なんで?と思います。

子どもには、

「分からなくても考えなさい」

「できるまでやりなさい」

「ちゃんと理解しなさい」

と要求する。

でも自分は、

「私は苦手だから」

の一言で撤退する。


それ、ちょっと都合よくないですか?


別に、お母さんに中学受験算数の難問を全部解けと言っているわけではありません。

ただ、中学受験をさせるのであれば、少なくとも

子どもと同じ目線に立とうとする努力くらいは必要だと思っています。

今、何を習っているのか。

どんな問題を解いているのか。

何が難しいのか。

子どもがどこで苦しんでいるのか。

このくらいは共有できるところまで近づいてほしい。


低学年の頃は、結構みなさん一緒にやるんです。

足し算を一緒にやる。

九九を見る。

宿題を見る。

文章題を一緒に考える。

これがまた自分勝手でこの程度の算数ならわかる故に、子供が解けないことにイライラする(ここはまた記事にします)笑

ところが4年生、5年生になって内容が難しくなってくると、

「もう私には分からないから」

となる。

そして、その瞬間から子どもに丸投げ。

でも子どもにとっても難しくなっているんです。

親にとって難しいものが、10歳や11歳の子どもには簡単なわけがない。

むしろ、難しくなったときこそ、

「これ、難しいな」

「どういう意味なんだろう」

「先生に聞いてみようか」

と一緒に考える方が大切だと思っています。

別に親が答えを教える必要はありません。

分からなくてもいい。

でも、「分からないから私は関係ありません」は違う。

子どもには分からないものから逃げるなと言って、自分は分からないから逃げる。

その背中を、子どもはちゃんと見ています。

そして、これは勉強だけの話ではありません。

親が何か分からないことに出会ったとき、

調べるのか。

考えるのか。

人に聞くのか。

それとも、

「私は苦手だから」

で終わるのか。

そういう姿勢も含めて、家庭の中で子どもに伝わっていくものだと思っています。

だからタイトルに「血は抗えない」と書きました。

もちろん、学力が全部遺伝で決まるという意味ではありません。

そんな単純な話をしているわけではない。

でも、親の考え方や学ぶ姿勢、分からないことへの向き合い方は、毎日の生活の中で子どもにかなり影響すると思っています。

自分は勉強しない。

自分は算数から逃げる。

自分は分からないものを調べない。

でも子どもには、

「勉強しろ」

「算数を頑張れ」

「もっと上を目指せ」

と言う。

私は、そこにかなり違和感があります。

自分ができないことを、なぜ子どもには当たり前のように要求できるんでしょう。

親だから?

大人だから?

お金を払って塾に行かせているから?

私は、それだけでは弱いと思っています。

子どもに学習を求めるなら、自分も学ぶ側に立つ。

少なくとも、子どもが今いる場所まで近づこうとする。

一緒に考える。

一緒に分からなくなる。

一緒に調べる。

それでいいと思うんです。

「お母さんも分からんわ。ちょっと一緒に考えようか」

私は、その一言の方が、

「私は算数無理だから。あなた頑張って」

より、ずっと教育的だと思っています。

子どもに何かを求めるなら、まず自分はどうなんだろう。

そこは大人も考えた方がいいと思います。

血は抗えない。

だからこそ、子どもを変えようとする前に、大人が学ぶ姿勢を見せる。

それが子供達の将来を決めると思っています。



9月28日(月)、東京で現小学4年生対象「プレ5」を開催予定です。

数の意味から考える、新5年生に向けた講義です。

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