アラームを5時半に鳴らして起床し、さて、朝何をしようかと考えあぐね、コーヒーメーカーをセットしコーヒーを淹れる間に犬を連れ出し散歩に行きました。

 

散歩は短いものです。犬はあまり散歩が好きではないので、往路はゆっくり、復路はダッシュです。

 

帰宅後、余物のローストビーフでサンドイッチを作って朝食とし、プランクを30秒だけやって6時47分には家を出ました。電車を乗り換えて、今は2本目の電車の3つ目の駅を通過しています。これを書き終わる頃にはこの路線の半分は過ぎるでしょう。

 

心にぽっかりと穴が空いたような退屈を味わっています。今日も職場で何をしようか。退屈です。管理職というのは退屈が一番良いのです。

 

みんなにとって良いことを仕掛け、何か変化を起こさねばなりません。良いこととというのは何か、その組織の発展にとって良いことだと私は考えていますが、ここで触れるのはやめます。

 

問題は退屈だということです。

 

とある補助金の申請書に着手します。作文ですね。いわゆる現状説明は面白くもありません。だから、どうやって実態を見せるか。きちんと伝達に漏れのないように書き記したいと考えています。これもあまり面白い作業ではありません。

 

とは言っても作文は好きです。なぜなら、時間を忘れることができるからです。

 

 

散歩を一緒にしていれば、少しは別れの寂しさもあるでしょう。仕事に出る私を見送ってくれます。じゃあね。と言って別れてきます。しつこく追ってくることはありません。何につけてもこの犬はしつこくないのが良い。一緒に暮らす際に過度な負担を感じません。放っておけば一人遊びもできるようになってきましたのでね。

 

退屈なので、ロビンソン・クルーソーを読み返し始めました。一番面白い無人島に辿り着くところから読み始めます。とにかく生き抜くためにやるべき仕事が多くあるシーンです。船が沈む前に積荷を下ろし、住む場所を建設していく。仕事とはそういうものですが、どうも社会が複雑化して、つまらぬ仕事が増えました。決まり事を見張る仕事が一番つまらない。安定という名のもと役人にならなくて本当に良かったと思う反面、私は大学の役人をやっています。

 

残り人生はロビンソン・クルーソーをやりたいと考えています。毎日を生きために働くことが目標です。年金を目標にあと数年頑張る生き方は1度きりの人生でどうなのでしょう。と言いつつ、年金街道の残る宿場も数えるだけになりました。