昨夜は20時近くまで職場にいる羽目になりました。人と会うという行為はどうしても場所に束縛されます。

 

若い頃は23時でも翌日行けたのですが、今やもう無理です。

 

夕食を職場近くの町中華でとることにして、時間を組み替えることでなんとか23時前に就寝しました。

 

問題は山積していますが、なんとなく解けていくことに楽しみは感じます。

 

今現在私が扱う仕事は概要だけ言うと以下のようなものです。

 

  1. 小さな権利関係のもの。とある資料の利用許諾を求められています。これがどこに帰属するのか曖昧(あるいは複合的)で、かつ30年も前の資料なのでどこまで省略できるか困っています。私の職場の学者は適当なことでは結論を下しません。映像資料のため肖像権が絡みそうなのも厄介です。映り込む人がご存命なのかも不明です。じっくり調べる時間もないので、後ほどAIにも頼ろうと思います。
  2. 大学内の予算配分の課題。財務部がしっかりと舵を取れば良いのですが、教学(大学の教育・研究部門)のことに明るくない財務は及び腰です。これに私の部門が介入し、問題を明らかにして最適解を求める必要があります。昨夜遅くなった原因はこれです。
  3. 日常の年度末処理。調達部門も支払い部門も年度末の処理に神経質になっています。まだ1ヶ月あるので納品には余裕があると見えますが、物によってはもう間に合わない時期です。学校会計では年度の区切りが厳しく、予算が安易に繰り越せないためこんなことになっています。95%ブルシットジョブです。1件ずつ話を聞き、調達・支払い部門を説得します。AIの台頭が待たれます。
  4. 来年度の各種運用変更に伴うマニュアル整備。これは部下が奔走していますが、もちろん私が伴奏して時として他部署調整(ほぼ紛争対応)にあたらねばなりません。これは絡みあった糸を解く作業です。決して感情的になってはいけません。
  5. 外部資金で雇用する研究補助者の賃金改定。普通人事の仕事ですが、外部資金ということで人事が拾いません。来年度は最低賃金に引っかかりそうなので、私が人事から時給換算式などを取り寄せて取り組んでいます。
  6. 派遣スタッフの切り替え・引き継ぎ これも悩ましい問題です。後任への引き継ぎ期間を設けられないため、多様な事務を預かる有能な方の業務を棚卸する必要があります。誰か一人に持たせることはできぬため、現存する皆で分担しようといっても部内に抵抗者が現れます。
  7. ハラスメント対応。調達部門に通話レコーダーの発注を依頼しましたが、やはりゆっくりですね。スピードが命ですが、確実性も求められるため、それなりに時間がかかります。また、上司が当該(頻発するうちの一つの)加害側への面会を申し入れました。ここから勃発します(私が動くとこれは紛争が激化するので上司が引き取りました)。
こんな感じで、まるで法律相談事務所の様相です。組織体質として引き受ける人が少ない(自部署の最適化が最上の目標→横に回す→たらい回しが発生)ため、その風土に抗うと自ずと引き取ることになります。もちろん、全て自分ではできませんから、指示を出し、願い倒し、あの手この手でさまざまな人を巻き込みます。嫌なことを引き取ると案外人はいうことを聞いてくれるものです。起点となり、多様性を発揮させることは嫌いではありません。オーケストラ指揮者の役割ですね。私はこれが嫌いではありません。
 
さて、頭の中を整理したところで、職場の具体に向かいます。刺激的なメールが来ているはずです。
 
 
↓上記のような課題に対して有用な書物です。