3連休ですが、5時半前に起床

 

メールをチェックして懸案メールが来ていたので上司に報告、相談メールを発信しました。

 

休日の早朝にやらなくても良いことですが、パフォーマンス(人の目を引く行為)としてやっているのでしょう。

 

なんのパフォーマンスかというと、

 

平日早く帰宅しても仕事はしている、というパフォーマンスです。

 

 

 

夜、仕事が遅くなるのは、

 

時間外手当が部下につくからです。

 

端的に理由はこれのみ。

 

 

これが早出を阻みます。

 

オフィスが動き出すと、相互のコミュニケーションが仕事のメインになります。

 

見境なく1日中コミュニケーションが図られます。

 

これは中間管理職が一人で規制しようとしても

 

無駄な話です。

 

 

大学で言えば教員がいて、事務局があり、

 

もちろん学生がいるわけです。

 

マンモス大学ではその数が万単位ですから

 

一人が孤軍奮闘したところで流れは変えられません。

 

じっくり課題に取り組むためには、早出するか、遅く残るか、在宅で働くかで一人の時間を作る必要があります。

 

残業代の出ない中間管理職は夜にこだわる必要はありません。

 

だから私は自分の健康と生活に沿う形で早朝を選ぶ

 

そう決めました。

 

しかし、6時前にオフィスを出るには決死の覚悟がいるのです。

 

私からの指示で動く残業代の出る部下がいるからです。

 

 

パフォーマンスといっても、それを目的に起床したわけではなく、単に熟睡の気持ち良い目覚めからの自然な動きだったのですがね。

 

 

さて、そんな私の数少ない仕事の楽しみは

 

研究者たちの経費執行内容を見ることです。

 

特に文系は面白い。

 

先生方の買う書籍の中には私の琴線にかかるものがあります。

 

 

 

 

 

この本に目がゆき、ノートに書名をメモしておき、年始の休みで下の安い新書を買いました。

 

 

世の中にはクソどうでもいい仕事が溢れていて、

 

それが増殖している。

 

クソどうでもいい仕事に就いているほど

 

なぜか給与も待遇も良く、

 

そして不幸を感じている。

 

 

こんな紹介文でした。

 

 

第1講(章)にその類型が5つ出ていました。

 

私の仕事はまさにその4つ目、

 

やってるふり、をするための仕事です。

 

実際にはやっていないことをあたかもやったように整える仕事です。

 

具体的には研究を支援する仕事

 

研究を先生方はしていますが

 

計画通りやっている「ふり」をしています。

 

不正がない「ふり」をしています。

 

公私混同がない「ふり」をします。

 

時に、研究の「ふり」をしているのかもしれません。

 

 

 

これらの「ふり」を束ねて、

 

研究機関として、全て適切に遂行されている「ふり」をもっともらしくする。

 

もちろん、研究はしているわけですが、誰かを納得させるために国が定める基準に沿って整えるのです。

 

もっともらしいことを言って私に仕事を寄せてくる同僚がいると解せず、ついムカッ腹が立つのは、これがそもそも「ふり」であるからです。

 

ふりをしていると気づかない同僚と話す時が一番苦しい。

 

適当にふりができない。

 

どうでも良いことを話し合うより、一人時間を使って本当の研究のためになる時間に割り当てるべきである。

 

 

 

ブルシットジョブ(BSJ)

 

おそらく、これに関わる人は多くいるのではないでしょうか?

 

勤勉で真面目な日本人ほどBSJに気付き、

 

本当の仕事に時間を割り当てるべき。

 

その思いが、私を早朝に目覚めさせたのでしょう。