こんにちは

週末介護士のジュンコです


前回の記事に出てきた方、Aさんとしましょう

Aさんは私の乏しい知識の中で

それでもこういうのが認知症なんだ…と

思える行動だったと思います

ただ、あんなに幻覚⁈が見えるというのは

知らない症状でした…ショボーン



今回はBさんの話を書きたいと思います


このBさんがまさしく認知症ってこうなるんだ

怖いなぁと思った体験でした


ちょうど資格の勉強をしていた時期と重なって

週一の講座で勉強したことが

施設で目の当たりにする

そんな繰り返しでした



Bさんはとても穏やかな方で

いつもニコニコとしていました

まだ70代と若かったです


あまり言葉は発することはないけれど

廊下で会って「どこ行くの?」と聞くと

「トイレ」一言だけなんです

でも、同じ方向へ歩いていくと

必ず手を組んでくるんですお願い


また、職員が交代で帰る時は

ニコニコ手を振ってくれるんです

言葉はありませんけど


そんなBさんが段々と深刻かも?

と、職員の間で言い出したのが…

ご飯を食べてる時でした


お箸を使えなくなってきたのです

気がつくと"手"で食べているのです

味噌汁とか汁物も手を使い具を掴んでて…


"三角食べ"も今まで出来ていたのに

ご飯だけ、おかずだけ、最後に汁物だけ


(この三角食べは、ネットで調べたら

昔、学校給食で推奨された食べ方だそうですね

今は、あまり言われてないそう…

年代がわかってしまいますね〜笑笑)


三角食べが、いいか悪いかはともかく

今まで出来ていたのに出来なくなったことが

問題です滝汗



トイレの失敗も全くなかったBさん

こちらも雲行きが怪しくなり

パッド使用、からのリハパン使用

そのうちにとうとう夜は

紙おむつになってしまいました

(夜勤者によると、夜中にパッドを外してしまい

床に投げ捨ててあることがしょっ中だったと)


ある時は、使用済みのパッドがたたまれて

トイレのペーパーホルダーの上に置いてありました

便を掴んでた時もありましたし…ポーン



歩くのも、補助具も手摺りも使わなかったのに

前かがみになり片側に傾いて歩くように

あんなにニコニコして手を組んできた人とは

思えないほどの変わりようでした


そうなんです

表情もなくなってきて、笑顔が見れなくなったんです


そして、一番の怖いなぁと思った出来事は

ベッドからの起き方がわからなくなったこと滝汗


勉強でやりました

認知症は進むと寝たきりになる…とガーン


えっ?どういうこと?


Bさんのこのことがなければ理解出来なかったかも


要するにどこの筋肉をどう使って起き上がるか

どこに手をついて、どこに力を入れるのか


それすらも"分からなくなってしまう"

もしくは"忘れてしまう"んです


もっとすると、食べ方も同様かも…です

どう咀嚼していいか分からない

どう嚥下していいか分からない


本当に怖いと思いました



このBさんは、程なくして

特養に空きが出来た為

転居していきました


我が施設では限界がありましたから

早くに転居で良かったのかな〜と

思う次第ですキョロキョロ



「認知症」

"ボケちゃって困るわぁ"

そんな楽観的ではないってこと

(決して甘くみてたわけではないですが…)


本当に知らないって恥ずかしいと思うのでしたガーン