教育虐待シリーズ「我が子を噓つきで見栄っ張りな"ゆでガエル"にしない為に」第4回目
前回の続きです。
「子どもの可能性を信じて挑戦する機会を与えたい」
という名目で難関中学を志望校に掲げる親御さんがいらっしゃいます。
※難関には、倍率が高い学校(国立中学校・公立中高一貫校)も含まれます。
大体、中学受験を初めて経験されるご家庭が多いと思います。
高い目標を掲げるのは大変結構なことです。
でも……。
そのハードルが予想以上に高かったら?
もしかしたら今現在、
「こんなに頑張ったのに、こんなに費用をかけたのに、受かりそうなのは"ココ"だけなのっっ!?」
という、叫びを押し殺して震えている親御さんもいらっしゃるかもしれません。
先述しましたように、理想が高いのは良いことです。
ですが、その理想を実現する確率を少しでも高めるために子どもを焚きつけるのは、かえって子どものやる気を奪い、将来の選択肢を狭めることになるかもしれません。
それどころか、抱え込んだストレスを他者へぶつけるようになってしまいます。
何かあるとすぐに人を攻撃する人間は周囲から孤立しやすく、後年になってから素行障害や反社会性パーソナリティ障害などの精神疾患を患ってしまう可能性があります。
子どもの心が病んでしまう前に、
"あなたのため"という言葉は、本当は誰のためなのか、時々立ち止まって自分に問いかけていただきたいです。
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