人生に。何か無い
希望というものをいつの間にか蹴飛ばしていた。現実というものを見つめて、真っ直ぐに進んだ。
ごみくずを横目で見ながら、それを拾うことは無かった。
一本だけ倒れているスプレー缶は、もう片方のスプレー缶の何倍もかっこ悪いと思った。ただ、それを元に戻そうとすることは無かった。
もっと早く、動き出せば良かった。今ここで叫ぼうか。心を皆に見せようか。皆はどんな反応をするだろう。君はどんな顔をするのだろう。どんな言葉を言うのだろう。今になって心が暴れだしそうなんだ。遅いのは分かってる。でも、後悔を持ったまま生きるのは嫌だ。道端の石ころを蹴飛ばさなければ良かった。ただの石ころが、道を変えたかもしれないのに。伝えたい。皆にも、君にも。
自分の頬を何回か殴ってみた。ためらって、本気で殴ることが出来ない。この腕は誰かを守るためじゃない。自分を守るためのものでしかない。この拳は、自分を守るために相手を本気で殴ることだって出来る。他人を守るために拳を使う人もいるのだろう。出来ないけど。道端の空き缶を踏みつけた。
時計の針の音と心臓の鼓動が、今日はやけに大きく聞こえる。明後日には変わってるだろう。迷いや不安をいつの間にか蹴飛ばそうとしている。後悔することは分かってる。
でも、予想と違う何かが起きるかもしれない。
少ない希望を摘まんでみた。震える指の先には、奮える希望があった。潰れた空き缶を、元に戻してみた。所々へこんでぼろぼろになった空き缶は、ただの空き缶の三倍はかっこ良かった。
ごみくずを横目で見ながら、それを拾うことは無かった。
一本だけ倒れているスプレー缶は、もう片方のスプレー缶の何倍もかっこ悪いと思った。ただ、それを元に戻そうとすることは無かった。
もっと早く、動き出せば良かった。今ここで叫ぼうか。心を皆に見せようか。皆はどんな反応をするだろう。君はどんな顔をするのだろう。どんな言葉を言うのだろう。今になって心が暴れだしそうなんだ。遅いのは分かってる。でも、後悔を持ったまま生きるのは嫌だ。道端の石ころを蹴飛ばさなければ良かった。ただの石ころが、道を変えたかもしれないのに。伝えたい。皆にも、君にも。
自分の頬を何回か殴ってみた。ためらって、本気で殴ることが出来ない。この腕は誰かを守るためじゃない。自分を守るためのものでしかない。この拳は、自分を守るために相手を本気で殴ることだって出来る。他人を守るために拳を使う人もいるのだろう。出来ないけど。道端の空き缶を踏みつけた。
時計の針の音と心臓の鼓動が、今日はやけに大きく聞こえる。明後日には変わってるだろう。迷いや不安をいつの間にか蹴飛ばそうとしている。後悔することは分かってる。
でも、予想と違う何かが起きるかもしれない。
少ない希望を摘まんでみた。震える指の先には、奮える希望があった。潰れた空き缶を、元に戻してみた。所々へこんでぼろぼろになった空き缶は、ただの空き缶の三倍はかっこ良かった。