天気雨 -9ページ目

眺星

同じフロアにいる


ついこの前まで隣にあった背中を遠くから眺める。


それが日課になっている。


話しかけるきっかけもないからただ遠くから眺めているだけ。


この30mが彼方の星ほど遠い。


もどれない。


話せない。


残像はいつかの光。

ふんばりどころ

いまが恵まれていると思うならば


いろいろなひとに送り出してもらってたどり着いた場所ならば


ここで踏ん張らずしてどうする。


3年前、10年前、15年前の自分に報いるために。


5年後、10年後の自分が後悔しないように。



どうせから回るならば自分が納得するような場所で。


自分勝手は承知の上。


これが自分の選んだ道。

巣立ち

必至に自分が納得する言い訳をさがしている。



本当にやりたかったことではない。

その場所でこれ以上貢献の見込みはすくない。

自分でなくてもできる。

あのころの自分と、将来の自分が後悔しないように。



そして、どうあがいても自分のものにはならない

ただそばにいるだけ



後悔はきっと

それだけなのだから

あたしは別の道を往く