不登校・ひきこもり経験者の早期回復、自立支援 - カナダ留学の"サンシャインプロジェクト" スタッフからの手紙 -13ページ目

不登校・ひきこもり経験者の早期回復、自立支援 - カナダ留学の"サンシャインプロジェクト" スタッフからの手紙

自然あふれるカナダを舞台に、不登校・ひきこもり経験者の回復、自立支援に向け立ち上がった"サンシャインプロジェクト"。これまで多くの参加者が自分の才能を発見し、進学・就職と次の道へ進んでいます。プロジェクトへの思い、現地レポート、体験談等をお伝えします

まず、裕福な家庭で育ったにもかかわらず、彼女は一人暮らしをしていました。オンタリオ州の冬はとても厳しく、道路が凍ることもたびたびです。

よく一緒に近くのお店までお菓子とコーラを買いにいきましたが、冬の間は道路も凍っていて、杖をついているものの、サラちゃんはよく転びつつも自分の足で歩いていました。

そんな光景を見ていて、私は彼女に親切にしたい一心であるとき、「車イスに乗ったら私が押すよ」と言ったのです。

彼女は怒りもせず、私にこう言いました。

「私が何で体重28キロでいるか分かる?わたしは足が不自由だけど、この重さだったら自分の足で歩けるからなの。」

「しまったー。」と、自分がとてもみじめに思えたのはこの時かもしれません。氷に滑って転ぶ。でも、彼女は人に助けを借りようとしません。自分の足を使って歩いていることを、本当に楽しんでいるのが印象的でした。

彼女はよくスパゲッティーを作ってくれましたし、徹夜してまで宿題を手伝ってくれたことがありました。宿題が終わらなくて、涙をいっぱいうかべながら頑張っている私を、ずっと支えてくれたんです。

どんなに時間がかかっても、彼女はいつも私に宿題は自分の力でやるように言いました。サラがやってくれたら寝れるのにと思ったこともありますが、今振り返ると、自分でやったから実力がついたんだと改めて彼女に感謝しています。

また、彼女はパラリンピックの水泳の選手でした。彼女の足はあまり動かないので、手だけで泳ぎます。練習の風景はものすごくパワフルなものでした。彼女は手も不自由でしたが、足よりは自由がききました。

そんな彼女の夢は、手話の先生になること。普通の州立のカレッジで勉強し、近所で手話を教えるボランティアをして大活躍していたのを、今でも覚えています。

高校の先生に、留学しても私の語学力では留学は成功しないと言われたことがあります。そんな私がカレッジを卒業するとき成績優秀者になることができたのも、名門のサイモンフレーザー大学に編入できたのも、サラとの出会いが大きかったと思います。自分も本当に努力したけれど、それだけでなく、色々な人々に助けられてきたなと実感しています。

自分の持っているものを最大限に生かしている人は素敵ですね。地道に苦手なものに挑戦している人の方が、人間の強さを持っていると思います。

サラにあって、生きること・生命力というものに感動するようになりました。そして、何かに挑戦する姿がとても素敵であることを発見しました。

ある時、彼女は私にこういいました。

「私ね、来年名前を変えようと思うの。」

ベトナムの孤児院に捨てられた時、たった一つ会ったこともない両親から、大切にもらったものがあると言うのです。それが、毛布につけられていた「TUYET」という名前でした。ベトナム語で雪という意味だったと思います。唯一彼女がベトナム人である証。捨てられても、彼女はベトナム人としての誇りを持っていました。

先日ふと、サラのことを思い出しました。その時私が振り返ったことは。。。

サラが道で転んで立ち上がる姿は、プロレスラーより力強かった
彼女の笑顔は、ハリウッドの大女優より美しかった
彼女のやさしさは、私自身の生き方を変えてくれた

自分の持っている人生観・価値観とは違う、色々な国籍の人々の生き方や価値観に触れる機会は、予想以上にあなたの思考力を伸ばしてくれると思いますよ。

美和

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本当の人間としての付き合いをしたい。心から笑いたい。喜びを分かち合いたい。

でも、本当にこの友達は自分のことを心から友達と思っているのかな? うわべだけなのかな? やっぱり、ライバルなのかな。なんて、余計な心配が生まれてしまうのです。

カナダの社会はいろいろな人種がいるので、本当にさまざまな友達との関係を学ぶことができます。たとえば、わたしがカナダに19歳でいったときに最初にお友達になったのは、サラちゃんというベトナムからの移民でした。

――――――――。

私が1991年8月19歳の時に、ギリギリの成績で語学学校を終えて、カナダ人と一緒に勉強をできるようになったときに出会ったお友達です。

当時の私は、なかなかカナダ人と一緒の勉強についていくことができずに、毎日涙を一杯浮かべて奮闘していました。そんな私を助けてくれたのが、ベトナム系カナダ人のサラちゃんでした。

彼女は体重28キロぐらい、身長130cmと、一見小学生のように見える小柄な人でした。手足が不自由で、杖をついて歩いていました。

最初に会ったとき、ずいぶんやさしい笑顔の人だと思いました。サラちゃんはベトナム系カナダ人、孤児として、7歳の時カナダの裕福な家庭にひきとられました。

そんな彼女が私に教えてくれたことはたくさんありました。

続きは次回で。

美和

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現代の日本社会で、「ひきこもり」「不登校」と呼ばれる状態になってしまう大きな理由のひとつに、本音と建前の社会という考え方があるのではないでしょうか。

私は、カナダという日本の外から、日本の社会問題、社会環境を歴史的視点から他の国と比較しながら研究している人間です。日本の社会を客観的にみて私なりに出した結論をお話ししますね。

結論から言ってしまうと、

日本には、本音と建前がありすぎる

のだと思います。

日本の社会は、古来より集団で行動する民俗でした。 集団で地域密着型の生活を営んでいました。そんな中、明治維新後に貿易が始まり、資本主義の来航とともに、個人主義の思想が日本に入ってきたんですね。

特に戦後は、民主主義という名のもとに個人主義、利己主義というものが繁栄してしまったと思いませんか?

歴史というのは、一夜にして社会的価値観や、社会構造を100%かえられるものではありません。

現在の日本の問題がここにあります。現在の日本は日本古来の集団主義と近年入ってきた個人主義が重なっている二重構造なのです。

あなたにも経験があるかもしれませんが、たとえば学校や職場で、あるグループに入っていないといけない、そうでないと仲間はずれになってしまうからグループに合わせないといけない、ということがありますよね。

でもその反面、競争社会、個人主義でもあるので、グループの中の人たちよりも、優れていなくてはいけない、人を抜かないといけないというプレッシャーもあります。

いい例が、お受験ですね。クラスではみんなの仲間に入っていたい、入っていないといけないと意識がありつつも、そのみんなと競争しなければいけません。これはどう考えても矛盾したおかしいことなんですよ。本当に。

横一列でみんなに合わせるために、本当に思ってもいないことでも建前で合わせてしまう。みんなが自分のことをどう思っているのかな?よく思われたいと頑張りすぎて疲れてしまいます。

親を満足させるのにも、ご近所の同い年の人よりも良い子でなくてはいけません。本当は、優越感、自己満足のために人と比べることなんて必要ないことなのに。この地球上に存在していること自体が、本当は素晴らしいことなのに。

日本では、日本社会の考え方に沿った「優秀な人」にならなければいけない。型に当てはまらなければ認めてもらえない。型から出るとよそ者・変な人と見られてしまいますよね。

だから、日本人は人を認める、尊敬するというより、人の悪口をいうことの方が多いんですね。週刊誌を見てもわかるように、人の失敗を見て喜んだり、人の不幸を笑うのが好きな社会が出来上がってしまいました。

このおかしな矛盾している価値観が、現在の日本にははびこっているのです。はっきりいって、この矛盾した価値のなかで生活することは大変です。

美和

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