さて、日本ではお風呂、欧米ではシャワー、
という文化の違いに、前回触れましたが:
>> お風呂に浸かる、出る、のぼせるって? ① ~親子さんからの英語のご質問~
これは、個人主義であるかなしか、
という違いにも関係してるんですね☆
子供がまだ赤ちゃんくらいの、まだ小さいうち、
アメリカでは赤ちゃんと一緒に、親が湯船に入って、
我が子の身体を洗うこともあるのですが、
それというのも、こどもの身体を、
事故の無いよう、安全にきれいにしなければならない、
という、やむを得ない必要性によって行うことで、
それすらも敬遠する場合は、
赤ちゃん用のプラスチックの湯船に、お湯を張って、
台所のシンクで、我が子の入浴をさせることも多いのです。
こんな感じで、アメリカ人にとって入浴というのは、
ひとりで身体をきれいにする、プライベートな行為で、
誰かと裸で一緒にいる、とか、
誰かとの距離を縮めて、ほっこりいい時間を共有する為の、
コミュニケーションの目的ではないんですね。
裸の付き合い、とか、同じ釜の飯を食べる、とか、
そういう言い方も考えも、アメリカにはないのです。
複数の人達と、たっぷりとしたサイズの湯船で楽しむ、
ジャグジー風呂なんかはありますが、
そういう時は、皆さん水着を着用しますし、
日本の健康ランドとは違う、あちらのスパでも、
当然水着は着用です。
裸も入浴も、個人でするもの。
そんな考えで、そんな習慣の国ですので、
そうそう、これ、気を付けなければならないことなのですが、
アメリカ人に、「子供と一緒にお風呂に入った」
ということは、絶対に口外してはいけないことなのです。
本当に残念なことに、こうした行為は、
性的虐待のくくりで見られる、
児童虐待扱いをされるからなんですね -。-;
さらに言えば、添い寝とか、
一緒に川の字になって寝てます、という類も、
同様の虐待視しかされませんので、
あちらの方々と、やり取りをされるようなことがあれば、
ちょっとご注意下さいませ ><
という、ちょっと長い説明及び前置きになりましたが、
そのような背景から、入浴に関する英語の言い方が、
日本のそれと、様々に違うということについて、
次回のブログでお話しします☆