もう、今の日本では、もはや言われなくなった言葉ですが、
ちょっと前まで、「お客様は、神様です」
と、日本では言われていました。
そんな言葉こそ、だんだん廃れるようにはなってきていますが、
でも、そういう考えの名残りなんでしょうか、
店に入って、店員さんが「いらっしゃいませ」
と、声を掛けてきているのに、
お客様は、何もこたえない、というやり取りは。
これ、少なくとも、アメリカではダメなんですね。
アメリカでは、それこそ大金を気前よく払って、
一流ホテル、レストランなどでサービスを受ける立場の人ならば、
「この人には、お金を多くもらってる分、
ニコニコして無茶を聞かなきゃいけないんだ」と、
なるのですが、
そうでもない、ふつーの飲食店やお店に行って、
店員さんに対して、お客さんが上からな感じになろうものなら、
本当に分かりやすく、サービスが悪くなります。
サービスの良しあし、お客さんに対する感じの良さや、
辛抱強さは、とにかく店員さんによってバラつきがあるので、
「お客として、こうして振る舞っておけば、
間違いなく、アメリカではちゃんとした扱いをしてもらえる」
という保証はないのですが、
それにしても、お店に行くにあたり、
「この基本線は、とにかく守っておこう」
という部分はあるので、
これから、そうしたことを、色々お知らせしていこうと思います☆
「まずは、『いらっしゃいませー』から入りましょう」
の記事で触れましたが、
お店の人から、How are you doing today?
などと、あいさつをされたら、
Good. Fine, thank you. などと返し、
店員さん、感じの良さそうな人だな、と思えたら、
And how are you? などと、会話を広げてもいいでしょう。
もしも、How are you today? といった声掛けを、
店員さんがしてこなければ、
別にこちらから、何も言わなくてもいいですし、
目があえば、Hi や Hello くらい投げかけて、
様子を見てもいいです。
そして、何か自分が探し物をしていたり、
注文をしたい、といった、お店の人のヘルプが欲しい時は、
まず、
Excuse me. と、声を掛けて下さいね。
Excuse me, could you help me?
「すみません、助けてもらえますか?」
Excuse me, may I ask you something?
もしくは、May I ask you some questions?
※ 質問が1つだけなら、
May I ask you a question?
「すみません、ちょっとお訊きしたいのですが」
という感じで、声を掛けてもらえれば、
「はいはい」という感じで、対応してもらえます。
お客さんは、お金を払ってサービスを受ける立場なのですが、
声を掛けられたり、あいさつをされたら、
ちゃんと返して、同じ目線でやり取りを交わすことが、
アメリカではポイント、
ということなのです☆
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