アメリカに住んでいる、私の友人が、
最近赤ちゃんを授かり、無事出産を終え、
産後の経過も順調なところ、久し振りにオンラインで、
おしゃべりできました。
そして、興味深い話の数々をしてくれたのですが、
彼女、周りからの説得もあって、
病院で出産しなかったそうなんです。
確かに、私がアメリカにいた時も、
敢えて自宅出産を選択する人達がいる、ということは、
何となく知ってはいたのですが、
どんな形で、どんな人に助けてもらって自宅出産をするのか、
今まで全く知らないでいました。
彼女が出産のサポートを依頼したのは、
Doula(ドゥーラ)と呼ばれる、女性だそうです。
ドゥーラは、助産師さんとは異なり、
自身も出産経験のある、妊婦さんとその家族に寄り添って、
妊娠期から出産後までも、心身のサポートをする女性、
ということなのです。
ドゥーラを彼女に勧めたのは、
実は元看護士だった、アメリカ人女性だそうです。
その元看護士だった女性が、
出産に臨む妊婦さんに、あたたかいケアやサポートがされない、
という現実を、臨床の現場で日常目の当たりにしていた、
ということで、私の友人にドゥーラを勧めたらしいのですが、
うーん、確かに私もアメリカの病院で出産して、
あたたかいサポートをもらえた感触は、
残念ながらありませんでした。
定期健診の時に、私をいつも診て下さったドクターは、
本当に素晴らしい医師だったのですが、
実際に出産、という事態になった時は、
ちょうどその時、病院に勤務していた人達が、
じゃあやりますよ、という感じだったので、
いつもお世話になってる先生に、
取り上げてもらいたかったのにな、とは思いました。
とにかく、高齢出産の私の友人は、
敢えて病院より、自宅出産を選び、
妊娠期から、特に出産に際して、ドゥーラさんが、
自然分娩をラクにする手立てを、一緒に寄り添ってしてくれて、
とても安全に、出産ができたそうです。
そして、産後の様子見やアドバイスも、
あたたかくしてくれてるようですよ。
ドゥーラさんって、アメリカやカナダあたりだけなのかな、
と思っていましたら、
日本でも2012年に、協会が設立されているんですね。
日本では逆に、病院に行かず、
助産師さんやドゥーラさんと共に、自宅出産を選ぶ人達、
どれくらいいるのかしら。
ちなみに、アメリカにいた頃、
乳腺炎で苦しんでいた私の友人を救ったのは、
日本人のマッサージの専門家で、
患部を的確に、そして優しくマッサージをしてほぐしていったら、
ラクになれた、ということでした。
アメリカは、医療の進んだ国ではありますが、
先端医療でも解決できない自然治癒方法を、
何気にさくさく持っている日本は、けっこうスゴイと思います☆