新作のご本、クラシックなご本、
アメリカには、子供向けのステキな絵本が、
たくさんありますが、
今回ご紹介する、Goodnight Moon は、
アメリカで不動の地位を誇る、名作中の名作な絵本です。
この絵本、確か私は出産のお祝いの時に、
アメリカ人の人からプレゼントしてもらいましたが、
それくらい、誰もが触れる、おススメの名作なんですね。
主人公は、小さなうさぎさん。
暖炉には、静かに火が燃えている、そんな冬の夜。
うさちゃん、もう寝る時間です。
でもね、眠る前に、まわりのみんなに、
「おやすみなさい ("Goodnight")」
って、ごあいさつしておきたいんです。
だから、まわりのみんな、
絵の中の月の上を飛んでる牛さん、
イスに座ってるくまさん、
部屋に干してあるミトンや、ネコさん、
ちいちゃなネズミさん、
揺りイスで、手を温めながら編み物をしている
おばあちゃん、
そんな、お部屋の中にいるみんなに、うさちゃんは、
「おやすみなさい」
とごあいさつしていきます。
静かな夜に、とても大切な気持ちで、
ひとつひとつの「おやすみなさい」を、
みんなに伝えていく、うさぎちゃん。
でも、だんだん夜も更けて、いよいよ真っ暗になってきて、
最後のおやすみなさいを伝えてから、
うさぎちゃんは寝に落ちてしまう、という、
そういう内容なのですが、
絵の優しさ、色の繊細なタッチが、
本当に心に染み入る美しさで、
小さなお子さんに、是非触れてもらいたい芸術作品です。
そして、ステキなのは絵だけでなく、
文章も韻を踏んでいて、文章の流れもリズムも、
美しく構成されています。
英語圏では、小さい頃から韻を踏んだ文章に、
子供達を親しませる絵本が数々あり、
このGoodnight Moon も、そうした本の一つです。
この本の中では、
bears に chairs,
kittens に mittens,
house に mouse,
clocks に socks,
そして、brush, mush, hush,
といった感じで、韻を踏みながら、
英語に親しめる構成にもなっています。
英語の原書版 Goodnight Moon は >> 英語の絵本 Goodnight Moon by Margaret Wise Brown & Clement Hurd
日本語版の Goodnight Moon は >> おやすみなさい おつきさま (マーガレット・ワイズ・ブラウン、クレメント・ハード著)
おやすみ前に、このご本を楽しみながら、
お子さまと" "Goodnight ○○!" と指さして楽しみながら、
というベッドタイムは、如何でしょうか^^