ベイビーシャワー、と言う言葉、
日本にも浸透してきているのかしら。
私は結婚して渡米し、赤ちゃんを授かって、
初めて知った言葉なのですが、
これからお母さんになるよ、という女性に対して開く、
お祝いの催しなのです。
大体、妊婦さんの、特に仲のいい友達や、
家族や親戚のメンバーで、とても近い関係性の人が、
妊婦さんに内緒で企画し、行うパーティー。
まずは、パーティーの場所や、日時の設定、
誰を招待するか、会場をどんなデコレーションにするか、
生まれて来る赤ちゃんが女の子なら、
ピンクや赤などの色合いのデコレーション、
男の子なら、青などの色合いの演出。
大抵は、男の子か女の子か、事前に分かっているのですが、
そうでなければ、黄色のデコレーションにされることも(笑)。
ポイントは、ただ楽しく食べて飲んで、それでお終いではないこと。
一番の目玉は、プレゼント。
これが、めちゃくちゃ助かるんです☆
結婚する時も、物入りですけど、
出産も物入りですからね。
おむつみたいな、安くて小さなものから、
ベビーカーのように大きなものまで、揃えないといけませんから。
これ、若夫婦には結構な負担。
なので、アメリカではベイビーシャワーの主催者が、
赤ちゃんやママに必要なアイテムのリストを作って、
招待客に公開します(くれぐれも、ママになる女性には内緒で☆)。
そして、皆さんそのリスト中、
「これならプレゼントできるわ/プレゼントしたい」というアイテムに、
チェックを入れていきます。
昔は、手書きのリストにチェックを書き込むという、
マニュアルなやり方で、その作業をしたのでしょうが、
インターネットが出て来てからは、トイザらスやベビーザらスが、
オンラインでそのベイビーシャワー用のリストを提供し、
リスト中のアイテムに、どんどんチェックが入っていきます。
皆さん、予算に合わせて、それぞれの経済状況によって、
贈るプレゼントを決めます。
私は、贈られたことも、贈ったこともありましたが、
いずれの時も驚いたのが、アメリカの人は太っ腹というか、
大切な人の為には、とことん、という大きな心を持っているから、
ということなのでしょうか、
結構値の張るベビーカーや、ベビーベッドなど、
大物のプレゼントを、ぽーんと気前よくプレゼントするんですね。
もちろん、懐事情が厳しい人は、
精一杯の気持ちを込めて、お祝いをします。
家族や友達を大切にするアメリカ人は、
新しい命が誕生する特別な時にも、
楽しく、そしてさり気なく寄り添って、
いつも大事な人をサポートするのです。