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宣言しました、私にもわかりません、わたしが勝手にできません。3,22,2011.てふてふがベーリング海峡を渡る。

英国の軍隊の士気が急激に低下した――調査 
https://www.rt.com/news/577374-uk-military-morale-drops/
RT
June 2, 2023
イギリスでは、兵役につく者たちが貧しい住宅事情や低賃金に不満を持っており、その士
気は下がり続けている——この国の国防省による新しい調査が明かにした。年次国軍連続
意識調査(AFCAS)の結果が、木曜日、軍によって発表された。
ほぼ 3 万人の英軍関係者が、2022 年 9 月から 2023 年 2 月の間に行われた世論調査に、協
力を求められた。このアンケートは、オンラインと書き込みの両方で行われ、接触を得た
のはわずか 31%——およそ 9,176 名——で、彼らは返答を戸惑った。
この調査によると、隊員の間の、全体的な「兵役生活に対する満足度」は下がり続け、前
年の 50%に対し、平均 42%まで下がった。回答をしたうちの将校クラスは、より多く満
足していて 52%となっているが、他の兵卒は、39%しか兵役に満足していなかった。
貧しい住宅事情と低賃金が、軍隊にとって問題であり続け、調査された兵役軍人の 42%し
か、彼らの住宅環境に満足していないことを示している。回答者の 31%だけが、「基礎給
与の率」に満足だと答えた。回答者の 51%ほどは、彼らの給料と手当がフェアだと思わな
いと言い、それ以外の回答内容は 31%に過ぎなかった。

この落ち込みは、大きく英空軍(RAF)隊員の不満な態度(意識)からきており、RAF 以
外の分野の「満足度レベル」は全体的に、大きくは変わっていない、と軍部は注意した。
陸軍の隊員が最も満足していて、45%の満足度を報告しているが、空軍、海軍、海兵隊は、
満足度の平均が 37%を示していた。
士気(morale)のレベルの評価は、同じように愕然とするほどで、回答者の 11%のみが、
全体的な兵役の士気は変わらない――前年調査と比べて 3%減——と言っている。同時に、
兵役者のほぼ 39%は、彼ら自身の士気は変わらないと応え、その 22%は、彼らの軍隊の
士気はトップレベルだと言った。
兵員の約 3 分の 1——34%——だけが、自分の任務を「評価されている」と感じ、その指
数は、遡って 2021 年のピーク時 41%の後、急激に落ちている。隊員の半数はまた、彼ら
の家族も、自分たちの任務から利益を得ていないと考えている。しかし、隊員の 80%は、
今も、自分の家族が軍隊に関係していることを、誇りに思っていると考えている。
 [訳者 Greatchain 注] 
ここに「士気」と訳されているのは morale (読みはモラール) である。モラールとは、
人々が集団として持っている精神の力のことで、特にそれが軍隊であれば「士気」であ
り、広く「風紀」と訳すのが妥当なこともある。これは、もちろん moral, morality(道
徳)につながった概念で、この語は「道徳の力」を意味するとも言える。我々が戦争で
戦うとき、武力だけで戦うのではない、精神の力、道徳の力(moral power)をも動員し
なければ勝つことはできない。それは正義の力でもあって、動物が正当な住処に住み、
そこで産んだ仔を育てているときには、自分より強い侵入者と戦っても、しばしば勝つ
ことができることに、この真理は現れている。
ここに述べられている「士気」は、ほとんど兵士の給料や待遇の問題に偏っている。そ
れも確かに士気に影響する――腹が減っては戦ができぬ――が、その肝心の部分は、最
後の 2 つのパラグラフにある。つまり、兵士や軍人は、自分が祖国や民族のために、命
を犠牲にしても戦うという、責任感、誇り、正義感、優越感といったものを感じていな
ければ、戦いを勝利に導くことはできない。
ここでは英軍の間の士気の低下が問題になっているが、士気はもちろん、給料や生活条
件だけで決まるわけではなかろう。たとえ高給を与えられても、たとえば罪のない市民
を殺せと命じられたときに、「士気が上がる」などということはありえない。もしそれで
も士気が上がるようであれば、そんな者たちは人間以下の獣だから、戦争行為そのものが不可能で、やがて自然の道理に従って自分で死ぬだろう。残念ながらそういう出来事
は、ウクライナでも中東でも起こっている。ただ歴史は霊的なものであって、物理学で
は動かない。
またバイデン政府のように、政府が自ら率先して、堕落・腐敗や反自然の手本を示して
みせ、しかも歴然と自国民を敵に回すようであれば、これも滅びの道を自分で選んでい
るのである。ただそれまでに、大なり小なりの時間がかかるというだけである。
だから、わが国政府のように、滅びるとわかっている相手と協力するのは、どう考えて
も賢明なやり方ではない。なぜ、この者たちが滅びるまでの時間を、わざわざ長引かす
のか?「歴史は単に物力で動いているのだ、お前が言うようなことは信用できない」と
言うなら、今起こっていることの時々刻々のニュースを調べてみればよい。すべてがほ
ぼ予測通りに進行している。核兵器というもの一つをとっても、私はロシアがすべてを
握っていると思う。参照:「なぜ核兵器が使われないのか?」
https://www.dcsociety.org/2012/info2012/161028.pdf
「なぜロシアの熊は、常に恐ろしいものになっているのか?」
https://www.dcsociety.org/2012/info2012/220507.pdf