##あの夏の日から
去年の夏、私の人生は一変しました。かけがえのない宝物である息子、Noboruが23歳という若さで星になってしまったのです。毎朝目を覚ますたびに息子の笑顔を思い出し、胸が締め付けられます。
一年という月日が流れようとしているのに、悲しみは少しも薄れることがありません。
##静寂の中で感じた温もり
先週、息子の面影を胸に抱きながら出張へと向かいました。電波も届かない静寂に包まれたホテルの一室で、息子の遺影があったおかげで、一人きりでいるはずなのに寂しさを感じることがありませんでした。まるで息子がそっとそばにいてくれているような、心穏やかな時間を過ごすことができました。
##息子からの贈り物
出張先での山道歩きは、私にとって特別な体験となりました。
小さな頃から体調が弱い私は、いつも家族の中で一番後ろを歩いていました。そんな時、息子のNoboruはいつも振り向いて「ママ大丈夫?」と声をかけてくれていました。あの優しい眼差しと温かい言葉が、今でも私の心に深く刻まれています。
しかし今回は違いました。
5月に息子を偲びながら参加した山中湖ロードレースの記憶が私の背中を押してくれたのでしょうか。実は私はエントリーしていなかったのですが、いとこが代わりにエントリーしてくれました。
きっとお空の息子が、そっと手配してくれたのかもしれません。息子への想いを胸に走ったあの日の力が、今の私を支えてくれているのでしょう。
山道を軽やかに歩くことができ、少し道が悪いところも無理なくクリアできました。筋肉痛にもならず、自分でも驚くほどでした。
会議や勉強会でも、息子の存在を感じながら一生懸命取り組みました。上司の皆さんからは「大活躍でしたね」とお褒めの言葉をいただき、出張で体力も精神力も必要でしたが、不思議なことに思ったほど疲れを感じませんでした。帰宅後、出張報告の提出時間を勘違いして出社前日の夜中2時まで作業し、翌日も連続の会議や打ち合わせがあったにも関わらず、「とても大変」と思うことなく過ごすことができました。
##天使からのメッセージ
以前、テレビ番組で霊媒師の方が「あなたのお母さんは、あなたの体調を治すため、あなたを祝福するために先にあの世へ行かれました」と言われた場面を見たことがあります。その娘さんが大号泣する姿に、私の心も大きく揺さぶられました。
一番大切な宝物である息子が23歳の若さであの世に旅立ったのは、もしかすると体の弱い私のために、もともと天使だったのか、それとも天使になったのか…そう考えるだけで涙が止まりません。
##生きる意味を見つけて
SNSで大切な方を亡くした方々の投稿を見ていると、「すぐにでもあの世に行って会いたい」という声をよく目にします。
息子が天国に旅立った直後、私もそう思いました。
しかし、私が逝ってしまったら、誰も息子のことを偲ぶ人がいなくなってしまう。そう考えた時、私の使命が見えてきました。私は元気に生きて、息子のことを偲び続けなければならない。そして同じような悲しみを抱える皆さんと励まし合い、一人でも救うことができたら、こんな私にも意味があるのではないでしょうか。
それこそが、息子が誰かのために役立ちたいという願いを叶えることにつながると信じています。
##悲しみを抱える皆様へのメッセージ
どうか皆様も、大切な方を偲ぶために元気に生きてください。私たちが生き続けることで、愛する人たちの想いも生き続けるのです。
悲しみは消えることがないかもしれませんが、その悲しみさえも愛する証拠として、大切に胸に抱きながら歩んでいきましょう。
息子のNoboruが教えてくれたように、愛する人は決して私たちのそばを離れることはありません。
きっと見えない場所で、私たちを支え続けてくれているのです。
##愛する息子へ
ママは今日も元気に頑張っているよ。
Noboruがくれた力で、
今日という日を大切に生きていくから。
ありがとう、
いつまでも愛してるよ。

