自分の悩みについては冷静な視点が足りなくなるときがありますが(感情と思考をごちゃまぜして)
他者の悩み話については「なんでそう思ったん?」と冷静に質問できたりしますよね。
あれはなんでかというと、
他者の悩み話については自分が「今ここ」の意識で話が聞けるからなんです。
人間が悩むのは
人間関係、お金、自分自身。
たいてい、これらのうちどれかです。
でも、「今」という瞬間には何の問題も起きていないんです。
たとえば人間関係。
職場の人間関係に悩みがあったとしても、
自分が職場にいなかったら問題は起きていない。
(だって自宅にいるんだし。)
たとえばお金。
収入が減っているという悩みがあったとしても、
今、自分の目の前にごはんがあるなら問題は起きてない。
(だってそれらはお金が姿を変えたものだし。
ということはお金を持ってるはずだし。)
たとえば自分自身のこと。
「自分が何がやりたいのか分からない」という悩みがあったとしても、今、自分が生きていることを選んでいるんだから自分がやりたくてやっていることがある。
(これをカウントしないから「自分にはやりたいことがないない分からない病」に取り憑かれる👻)
問題だ〜!悩みだ〜!と感情と思考は言うけど、
今この瞬間には問題は起きていない。
にも関わらず、自分が過去か未来を考えるところから悩みを生む。
たとえば人間関係。
職場の人間関係を、
「あの人にまた明日会うの嫌だ」
(未来を考える)
「あの人に言われたこと嫌だった」
(過去を考える)
未来や過去に
思考と感情がワープするから悩みを生む。
でも「今」という瞬間には何の問題も起きていない。
感情と思考は、過去や未来に飛びやすい。
そして悩みをつぎからつぎへとうむ。
対して、感覚は今にある。
視覚、聴覚、嗅覚、触覚、味覚。
感覚の「記憶」はのこっていても、だからといって感覚は、そもそも、悩みをうまない。