ガンの治し方は分からないけれど【追記あります】 | Just a diary

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ガンの治し方は分からないけれど…

ガンに罹患しても2年半を元気に過ごしている気持ちのあり方は、ちょっと説明出来るかもしれない。

うまく出来るかわからないけどやってみるね。


長いことゴルフ場に勤めている。30代前半でキャディのバイトから始めたから、もう30年近くになるんだなあ。




今はマスター室にいて時々キャディもやるかんじ。

このキャディの仕事、お客さんとコース内を歩いたり走ったり(最近は下手でも走るプレーヤーが減ったけれど)使うクラブを聞いて渡したり、アドバイスしたり、

何より大事なのが、平常心で、集中とリラックスを繰り返しながら、最後まで諦めないでプレーを続ける手助けをすることなんだ。


ゴルフはサッカーや野球、テニス、バレー他のどんな球技とも違って、考える時間が長い。


もちろん他の球技も考えてるんだけど、向かってくる野球のボールに対して「どう打つか?」って考える時間は瞬間だと思うの。

ゴルフだと、カートに乗る間、ボールまで歩く間、ボールを打つモーションに入るまで、もしかしたら打つ瞬間まであれこれ考えてしまう。
そこが難しくも面白いところであるんだけど。

「あーー上手く打てない。どうしよう?何をやってもダメだ」
負の連鎖に入ってしまうと、どこまでも落ち込むスポーツなのかもしれない。

そうなると、苦手なホールのティーグラウンドに立つだけで、タバコ吸い始めたり、うろうろしたり、あらぬ方向を向いてため息ついたり。


「おれ、このホール嫌いなんだよなあ」





どSなコース設定の中でも11番ホール、図よりかずっと湾曲していてその上細長い。打ち上げロングホールでボールが曲がりやすい左は全てOB(ペナルティのつく行ってはいけない場所)ティーグラウンドから川を越えなくてはならないのも繊細なプレーヤーの心をいたぶる。

「おれ、このホール嫌いなんだよなあ」

知ってる。さっきから挙動不審だもん。

この間も言ってたしね?

常連さんだと言っちゃうもん。

「ダメダメ言ってるとその通りになっちゃいますよ?」

「ダメ」って言ってるプレーヤーが良かったことなんて1%も無い(これは長年にわたるデータによるもの)

では「大丈夫!」って言ってるプレーヤーは大丈夫なのか?

そこは知らん。けれど確実に%は上がる。


それが分かるから、ゴルフ下手なわたしだけど弱音は吐かない。

11番ホールだって苦手だ。


苦手だけど「大丈夫!」って川に落とすなら本望だ。


そんな感じ。




※追記
これは決して弱音を吐かない、愚痴を言わないことをおすすめしてる記述ではありません。辛さを吐き出すのはストレスを発散するのにもってこいだと思います。
発散した後の行動にネガティブな言葉をのせると、何故か動きがそれにつられることがあるのでは?と観察した結果、導き出された結果なのでした。←エラソウダネエ