歳を重ねるにつれ、過去を振り返る機会が増える。
良いことであっても、イヤなことであっても、
印象的だったことは頭の中で回想しただけでタイムスリップでもしたように克明に思い出せる。
そして特に嬉しかった過去などは、その時の周囲の環境まで記憶にのこっていて、
例えば、彼女ができたときにエンドレスで聴いていた音楽とか、
新しい遊びを覚えて、街を縦横無尽に歩き回っていた頃に付けていたフレグランスの香り、
貴重な出会いをして今に至る親友とも呼べる友達と初めて出会った時の高揚感とか、妙にクッキリとして鮮明だった周囲のロケーションと例えようのない空気感。
人の記憶は、ただ目に映った光景や相対する人の表情だけでなく、音や香り、空気感などが折り重なって残っているのだと感じる。
そして、不意に日々の日常を過ごす中、
懐かしい音楽や香り、空気感に触れると、当時の記憶が鮮やかに甦ってきて、
しばらく高揚感が続く。
落ち込んだ時など、これをうまく利用すれば波動も変えられるんじゃないかと思うほど、記憶が鮮明に残る思い出。
これは経験値という財産なのかも知れない。