スパイと聞くと、
日本人の多くは、映画やドラマの中だけのもの、
と、思うんじゃないかと思う。
洗脳と聞くと、
日本人の多くは、新興宗教や怪しい慈善団体などで行われる、催眠術に似た怪しい行為のように考えるんじゃないか、
と思う。
知っての通り、日本には
スパイ防止法がない。
先ずそこがおかしいと気づかない時点で、
スパイの存在は一生、映画やドラマの登場人物でしかないだろう。
洗脳も然りで、
妙な薬品を飲まされたり、催眠術みたいに刷り込まれたりして、対外的に見れば
洗脳された人がどうにかしてると考える、それ自体がまさに洗脳だと思う。
スパイ工作も洗脳も、一朝一夕にできるものではない。
どちらもする側の都合のいいように仕組みを作るモノだから、計画を練って、さらに相応の時間をかけて行われる。
そういうモノだとボクは考えているから、
ブログタイトルの俯瞰視を重要視している。
ここでは具体例をどうこう説明はしないが、
先の、日本にはスパイ防止法がないことに加え、
戦後の歴史認識からして洗脳工作がされていたという事実を踏まえ、
今の日本人が新たに洗脳されつつある事態をひとつ挙げておこうと思う。
ここ数年の日本は、いや世界的にかも知れないが、
暴露合戦、カミングアウトが潔しみたいな傾向にあると感じている。
ついでに早めに暴露なりぶっちゃけるなりして、カネにしたモン勝ちみたいな風潮になってるようにも感じている。
確かに悪事は暴かれて当然だとは思うが、
何から何まで暴露するってのも、
ちょっと度が過ぎるんじゃねえの?
と思っている。
この暴露って、言ってみれば
チクリじゃないの?って。
共産国に行くと、国に抗うものは反逆者として重罪に課せられると聞くが、
全ての国民が平等、すなわち同じレベルとして扱われるから、突飛な行動をしたり、少し違った発想をしたりすると罰せられるらしい。
そんな中でも、少しでも他人より優位に立ちたい、認められたいという心理から、密告、タレコミ、チクリで自分だけはちょっとでも優位に、という発想からそういった行為が蔓延しているらしい。
うしろめたさを感じながらも仲間や周りの人を裏切る行為密告、タレコミ、チクリ。
それをすることによって、いくばくかの謝礼や待遇が与えられると、人はずっと続けるらしい。
暴露や密告がヨシとして、世間のネタにされ、暴露本や打ち明け話しが持て囃されて、
良いものと意識付けされて、いつしか身内も家族も仲間も信用できないから、権力に媚びるように暴露や密告をするのが、
生きる術であるように誘導、洗脳されているのではないか、
と最近ふと思った。
もともと人間だから、相性もあれば、合う合わないあるし、みんながみんな同じ考えでないのだから、時に衝突や議論もあるだろう。
でも、周囲の誰も信じられなくなり、権力のまえにひざまずくが如く暴露や密告を繰り返し続けて生きて楽しいだろうか?
やっぱり人として、家族や仲間といったコミュニティの中で生きる以上、
最低限のいいこと悪いことくらいは本能で解っていたい。