ー風情って言うのかなー
"古くさいけど、なんかイイ"
そんな光景、たまに見かけます。
それが「風情」ってやつなのかな?
なんて思います。
古けりゃ何でもいいってワケでもなく、
単に何か「いいな」と自然に感じる。
「遺したいな」って思える風景やモノ。
そういうのって、誰にでもあると思う。
翻って、現代のテクノロジーの進化もまた、
素晴らしいし、便利だし、有り難いし、
凄いと思うし、
「今」とか「現代」っていう、
ちょっと違った「風情」ってものを感じたりもする。
ただ、現代の進歩した技術さえあれば、
歴史的建造物も、レトロな車や家具も、
3Dプリンターで寸分の狂いなく再現できてしまうだろう。
しかも、
再現した建造物なんか、ホンモノよりも虫やシロアリなんかがついていないだけ、安全で清潔かも知れない。
が、
そこに「風情」と感じるモノはあるだろうか?
もっと言えば、
最新の技術を駆使して造った神社や寺といったものができたとして、
防音、防熱、防虫、防腐、冷暖房完備を考慮して、
オールステンレスの鳥居や境内、見た目、日本瓦のコロニアル屋根材でできた神社や寺に、
「風情」を感じるだろうか?
ムダがなく、
便利さだけが重宝されがちな現代社会にあって、
「風情」ってなんなんだろう?
って、改めて考えると、
何か大切なモノを忘れそうになってるような気がする。
「人間臭さ」も、ある意味「風情」じゃないか、とか。
「気持ち」や「心」も、
その中のひとつなんじゃないか、と。
物事を合理的に進め、ムダを省き、進歩してゆく事自体は大切なことだと思うけど、
そのために、
なくしちゃいけない何かを、
忘れそうになってる自分
に、言いようのない虚しさを覚えた。





