少し前に、久しぶりに実家の鳥八に会ってきた。
こちらの年寄りは92歳。。。弟家族と暮らしている。
猿七さんはわたしの父親である鳥八が同居をしているのがうらやましくて仕方がない。
毎日誰かがいて身の回りの世話をしてくれ美味しい料理が並び
年寄りを大切にしてくれ話を聞いてくれて幸せいっぱい。。。
そんな想像をしては一人暮らしの我が身と比べていたようだ。
しかしながら・・・実際はそんなこともないのだが
それを言ったとて猿七さんは「だとしても誰かいるだけいいべ・・・」と
なるのはわかりきっているから言わない(*´з`)
ま。たしかにそのあたり
鳥八本人は家族がそばにいるからありがたい・・・が口癖だから
離れて暮らすわたしにとっても弟家族はありがたい限り。
(近くの町に住む実妹家族も支援をしてくれていてありがたい)
今回、会った時に鳥八がしきりにスマホの話をしてきた。
鳥八は昔からの携帯電話を持っているのだが
これが小さいのと古いのとで不都合だらけになってきた。
電話をかけても一回では出られない。
ほぼほぼ毎回違う箇所を押して通話が切れるか留守番電話になる。
留守番電話になったらなったで解除の仕方を忘れるようでしばらくは通じない。
そしてこちらが掛けると電話代を心配するらしく一回切られ、数分後に掛けてくる。なかなかイライラする。(。-`ω-)
これらがスマホになったらすべて解決する・・・と思っているらしい。
デイサービスに行くとスタッフが指でなんでもシャーーーーッとやって
いろいろ教えてくれるらしい。辞書を引くのも簡単なのだ・・・と。
爺ちゃんの辞書はこうしてこうして・・・(と携帯電話をスクロールする)
こうして下まで行って出すんだけどね。字が大き過ぎてね。読むのが大変なんだよ。
あんたの辞書を見せてくれるかい?
わたしの辞書?辞書はないけどスマホで調べ物はできるよ。爺ちゃんはなにを調べたいの?
それじゃあね、{すもう}って入れてみてくれるかい?
うん、{すもう}ね。。。
スマホで一瞬のうちに相撲の取り組みの結果やら
相撲部屋のことやら相撲の取り方やらが出てくる。
うん、これだね。こういうのがすぐにわかるスマホってのは便利だね。
鳥八さん、好奇心と向上心を人一倍持っている老人。
学歴はないけれど勉強熱心で危険物なんちゃらとか重機の資格をたくさん持っている。
実は今まで言ってないが・・・勲章もいただいている。(なんちゃら褒章?)
だからスマホに興味があるのはずっと以前から知っていた。
買ってあげてもいいな・・・とも思っていた。
誰の目にもスマホが欲しいのはわかるので
教えられる余裕があったらばとっくに買っていただろうとも思う。
92歳がスマホを覚えられるか・・・という疑問を脇に置いても
離れた場所に住むわたしが買うだけ~~とか。。。そんなことはとてもできない。
使い方を覚えられないときに聞くのはきっと義妹になる。
もんのすご~~~く迷惑になるのはわかりきっている。
行動力はあるのでわからないとすぐにショップに電話をする。
(携帯の不都合もショップへは電話をするのだが、実物を持ってこないとわかりかねます・・と言われている(∩´∀`)∩そりゃそうだ)
運転免許も返納済みだ。
そんな数年であるのだが、決してあきらめてないんだな・・・と思った。
爺ちゃん、、、良かったらわたしのこのスマホをいじってみて。
いろいろと触ってみて。使えるようなら考えよう。
{すもう}のことを知りたいんだよね?ここんとこで入れてみて。
フリップ入力など無理だろうから携帯電話と同じように入れてみてと
スマホを渡した。(むろん初めてではない・・・)
すると
ささささささささ・・・・・ささささささささ・・・・・ささささささささ・・・・・
いつまでたっても「す」が出せない・・・(;・∀・)
指が固まってどうしても長押しになるのだ。
写真を撮るのもずっと押し続けるから・しかも指が震えているから
ブレブレでピントの合わない・・・ある意味、前衛芸術的な。。。。(*´з`)
スワイプもスクロールも知識として知っているらしいがうまくできたことはない。
ただただ画面を閉じてしまうだけ。。。
もちろん音声も無理だった。第一声を出すまで時間がかかるらしい。
ああああああーーーええええええええーーーと言っていた。(;・∀・)
それじゃ{すもう}以外の何かを調べてみよう。
同じだった。(ノД`)・゜・。
爺ちゃん、、、あのね。スマホは便利だね。
でもさ・・・入力ができないとスマホは使えないんだよ。
なんだかとっても悲しくなった。。。悲しいというよりも切ない。。。
アタマが比較的しっかりしていて好奇心と向学心があっても
指が使えない。。。。。致命的である。。。。
