人は弱っているくらいがちょうどいいなぁ。。。。

 

↑突然、変なことを言いますが、入院した猿七さんを見てそう思う。

 

入院する前の・・・{困った爺さん}からは想像もつかないほどに弱くなった猿七さん。

 

暖かい病院で優しい看護師さんに囲まれ栄養のある病院食を食べお風呂も入れてもらえる。

だから、すぐに回復して退院後は先日申し込んできた{自分で歩くことができる高齢者の入る施設}に入居できるとばかり思っていた。

 

そこの2階は{重い人たち}が入るところでそこはできるならば入りたくない感じの施設だったから(うまいこと言えない)そちらはよほど重症になってから考えようと思っていたのだが・・・この様子だと最初からそちらになりそうなパターン。。。

 

新潟に住んでいた時の近所の散歩コース。この分かれ道が大好きだった。

今の状態はこんな感じ。ちょうど分かれ道。どちらになるかは神のみぞ知る。

 

image

 

 

とにかく最初の数日は意識があるのだかないのだか・・・

わかって喋っているのか夢の中のことを喋っているのか・・・

 

おととい行ったらだいぶ平常にはなっていて

でも上ばかり見て過ごしているのだからなにもかもが今まで家にいたときとは違うだろうし、言葉も不明瞭。

メモ魔だったからベッドのそばに看護師さんが紙を用紙してくれていたが文字を見ても何が書いてあるかさっぱりわからなかった。

 

「今日は入院して何日目だろう。10日は経ってるなぁ」まだ6日目だよ。

「面倒かけるなぁ」大丈夫だよ~。

 

「おらは退院したらどこに行けばいいんだろうなぁ・・・」

と言われたときは不覚にも涙が出そうになった。

大丈夫。考えてあるから。心配しないで。

 

↑あ。これら。。。病室で動いて働くのは息子である夫。

わたしは優しい声掛けだけでしている(*´з`)良いとこどり。

 

 

 

面倒かけるなぁ・・・

 

たしかに面倒ではある。

今まで日常にない時間がこうして生活の中に入ってくるのだから。

 

 

入院したばかりの面会はとにかく病院に入れてよかった。との思いが強く

(救急車に乗ったものの入院できない可能性もあるわけで・・・)

こんな温かい場所で過ごせるならば最高じゃないの?と本気で思ったが

こうして落ち着いてから改めて病院に行くと違う面が見えてくる。。。

 

いわゆる老人病棟だから爺さんしかいない。。。

とにかく病室内がくさい。。。。マスクをしていてもいるのが苦痛。

10分もいたら帰りたくなる。

 

しかし今度こそ。自分の行く道・・・と思える。

 

先日まで、親が勝手に建てた家の、何十年も勝手に溜めたものの片づけを

どうして子の世代がしなくちゃいけない?と憤っていた。

自分はそうしないから{行く道}なんて言わない・・・とも思っていた。

 

だが、病気になって体が動かなくなって病院に入る・・・

 

それは{行く道}

 

ぽっくりでもない限り病院に行って施設に行って・・になるのだろう。

 

ラジオの電波が入らない。テレビを見る余裕もない。立てない。体も動かすと痛い。

 

弱っちくなった猿七さんを見てかわいそうにはなるが・・・食べ物の差し入れも今はできないし、さいわい、寝ている当の本人はニオイとか全く気にならない様子。

 

病室を出るとき。思わず猿七さんの手を握る。また来るね。

 

え?わたし今・猿七の手を握った?(;・∀・)

 

なんだか何十年か前に自分のばあちゃんの施設に会いに行って帰るときに

「ばあちゃんまたね~~」と手を握った習慣が瞬間的に出たのだった。

自分でびっくりした。(@_@)

 

そのくらいに弱った猿七さんが可愛く思えたのかもしれないし

もしかしたら病室から一秒でも早く出たい自分の気持ちをそれでチャラにしようと

わたしの脳がそう判断したのかもしれない。

 

わからないけど手を握るは習慣にしようと思う。(病室を出るときに洗えばいいだけだし(*´з`))

 

今が本当に分かれ道で

このまま急速に弱るのか、リハビリができて無事に施設に入れるのか。

また七面倒な猿七さんに戻る可能性もあるが・・・それはそれでよしと言わねばならぬ。(-.-)

 

でもって昨日行ったら猿七さんは寝たきりから体を起こす状態まで戻っていた。

リハビリも始めている様子。

 

一昨日ヒゲが気になって仕方がない猿七さん、今日は夫が髭剃りを持って剃ってあげた。(実際は髪の毛も髭剃りも必要はない量なのだが・・・(∩´∀`)∩嫁には言えぬ)

 

あら?顔色もいい。

これは・・・・!!(∩´∀`)∩弱ってはいるものの案外復帰は近い?( *´艸`)

 

昨日まで、もはやこれまで。。。。。

人の命って・・・・夫など自分が幼き時の父のことを思い出して涙に暮れていたというのに。。。

 

まぁ。。。よい。(∩´∀`)∩猿七さんはうまく喋れないながらも話そうとしていて。

一生懸命に夫にこう訴えていた。

 

おせいぼくれなならんべ。おせいぼ・・・たま・・たま(お歳暮をくれなくちゃいけないだろう)

 

夫が呆れたように応える。┐(´д`)┌ヤレヤレ

お歳暮のことなんかどうだっていいだろ。そんなこと今言うな。

 

そこで少し横に控えていたわたしが前に出る。なぜならばっ!

ちょっと待って。(と夫を押しのけるわたし)猿七さんの耳元に近づく。

 

じいちゃん!今。お歳暮って言ったのはもしかしてわたしとねーちゃんに?ってこと?

 

んだ。。。せわになったから。。。やんねばなんねべ(世話になったからやらねばならないだろう・・)

 

じいちゃん!!ありがとう。わたしとねーちゃんにお小遣いくれるってことだよね?!

 

んだ。。。

 

ありがとう。んで?いくらずつくれたいの?

(あ、ものすごく単刀直入だがここは端的に聞かないと・・・(∩´∀`)∩)

 

〇〇円ずつ。。。

 

え?!そんなにくれるの?ありがとう~~~(*´▽`*)

さすがにオープン記事で金額は書かないが。小躍りするくらいの金額である。

 

その日ももちろんしっかりと手を握って帰ってきた。(*´▽`*)

 

 

 

それにしても人間は弱った方が可愛くなるというのはわたしの実感で。。。

 

 

ここからは(比較的)元気な方の実父。鳥八のハナシになるのだが。

毎年年末に猿七さんのところへお歳暮のかまぼこを届けてくれる。

連絡はないがもしや今年も送る手配をしているかも?

送ってくれても実家には誰もいないことを伝えねばならない。と電話をした。

 

鳥八・・・人さまのこういう話題に興味津々・・・

こう書くとなんだが何もない日の刺激になるのか?好奇心が見える。。。

 

あのね、かまぼこをもしも送ってくれるなら実家じゃなくてうちにしてもらえる?

なんで?

あ、詳しい事情は今・出先なんでまた話すけど。。。

なんで?

実は猿七さんが入院していて、たいしたことじゃないんだけど年末は家にいないから。

どうして?

ちょっとした骨折だから命になんとかじゃないから大丈夫。

それでいつ?どこで?どんな病状?

今、出先なのでちょっと電話で話してられないの。ごめんね。またね。

いつ退院なの?というよりもいつ骨折したの?どこで?転んだのか?病院は?

 

↑人の話を聞かない鳥八。。。(-.-)

 

どころか・・・電話の先でメモ帳を取り出している様子がうかがえる。

勘弁してくれ。。。(-.-)

 

なんだろうなぁ・・・お前は医者か?刑事か?・・・ってほどに聞きたがるな。。。

 

鳥八も弱った時はそれなりにおとなしいのだけど。。。(;・∀・)

なんなら鳥八もちっと・・・(以下自粛)

 

 

とまぁ、無理はしないが放っても置かない程度に病院には行く。

(ご褒美も貰ったし)(金じゃないけど報酬分のやる気スイッチは入った)

 

金は使わないと回らない。使えばどこからか入ってくる。

というのは本当だ。とこちらも実感する。

(先日、高価な自分へのご褒美で大枚を使ったばかり)

 

ちなみに猿七さんにお歳暮はわたしとねーちゃんにだけなの?

息子(夫)にはくれないの?

 

と聞いたら{息子にはいいべ。息子なんだから}と理由にならない理由を言っていた(∩´∀`)∩