朝、夫に「今日はミステリーツアーだ」と言われて行先はわからないままに車に乗る。
うちの夫はよくこうしてわたしを連れ出す。
わたしはどこに行きたいがよくわからない人で、でも暇だからどこかに行きたいなぁ、といつも思っている。
「海ならいいなぁ」と思いながら車に乗る。
残念ながらどんどん山の方に入る。
(金はないがヒマはあるのでいつもは高速道路だが今日は下道)
(山はトンネルが多いから苦手。しかし海でもトンネルの多いところはある)
着いた先は。。。会津地方だった。
そこで今回は「ころり観音」ツアーと知る(∩´∀`)∩
会津地方には「ころり三観音めぐり」という信仰があり、三つの観音様にお参りすると長患いすることなくころりと極楽往生できるとされている。
↓「会津ころり観音」のひとつ鳥追観音(とりおいかんのん)
涼しげな風鈴の音色がお出迎えしてくれた。
お参りするときにちゃんと「誰のこと」をお願するか
言わないと
自分がぽっくりいってしまうらしいので注意が必要である。
○○町から来た、たまごと申します。
夫とわたしで来ましたがお願いするのは夫とわたしではありません。
猿七と鳥八がぽっくりしますように。ぁ。いえ。すぐにではなくて結構です。
{どうせ}ならば寝付くことなく苦しむことなくぽっくりできますように。
あとで夫に「ぽっくり」願ったわ~~と言ったら
ここは「ころり」であって「ぽっくり」とは違う・・・と言われる。(;゚Д゚)
ここに来るまで「ころり観音」をずっと「ぽっくり地蔵」だと思っていた。
調べたら、体系的には「観音」も「地蔵」も「菩薩」らしいので間違ってはいない気もする。
境内にあった左甚五郎作の「隠れ三猿」
三匹とも見つけたら幸せになれるという。(見つけた)
住職さんがおもしろい方で、ガイドもしてくださるし映えスポットもたくさんある。きっと休日は混むと思うが、平日であったから駐車場には車が数台とバイクが一台あるのみ。いつものラッキーな観光である。
わたしが風鈴の音に惹かれている間、夫はなかなか来ず。
駐車場に停まっているバイクの周りをうろうろしている。
感じが悪い(;゚Д゚)
夫はバイク大好きで娘を出産してすぐのあたりはバイク屋の店長をしていた。
(それが転勤族の始まりであった)
(お金もないのにいったい何台のバイクに乗ったことか。。。。)
(あれがわたしの人生ミステリーツアーの始まりだったか・・・)
ま・ともかくバイクが好きだからどこに行ってもバイクが停まっていると
その周辺をうろうろするのが
わたしには不審者に見えるからやめてほしいことのひとつでもある。(p_-)
で、数分後に持ち主が帰ってきて夫はそこから離れた。
で。。。
翌日の朝に。
夫が「きのうオレの乗っていたバイクに会ったんだ」と言う。
知ってる。あの「ぽっくり」のとこでしょ?感じわりーな・・・と思ってた。
アレ、オレのバイクなんだ。オレが新潟で乗ってて売ったバイクなんだ。
え?どゆこと?
聞いたらば。
自分が乗っていた同じ車種のバイクってことではなくて{本当に自分が乗っていたバイク}だというのだ。
なんでもバイクの後ろに付ける旅に出る用の大きなバッグ。。。
通販で選んで買って自分で取り付けて、装備品を付けたままに売ったのだが
それにはひとつひとつ番号が付いていて、それで確信したと。
乗ってた人にそれ話したの?
どこで買ったか聞いたら俺が売った店だった。
俺が乗ってたんですよ・・って言った?
それは言わなかった。
なんてこったい。それ言わなくっちゃ。。。(´゚д゚`)
袖振り合うも他生の縁・・・と言ってね。なんたらかんたら。。。
なんともったいないことを。まずはこのバイク、乗り心地はどうですか?とかから始まって感じがよければ、実は・・・て言えばよかったのに。
万が一言って「は?だから?」って言われてもいいじゃない。
かえってよく言わずにいれたね~~(;゚Д゚)
興奮してべらべらと持論を述べてしまうわたし(∩´∀`)∩
言おうか・・とは思ったんだ。人に話しかけるのが嫌いなわけでも恥ずかしいわけでもないし。でも言えなかったんだ。。。。という夫。
たまたま行った寺で、たった数分だけ時間があって、そこにオレのバイクがあったって。すごい偶然じゃないか。。。
それを聞いてわたしはちょっとだけ感動してしまった。(本人には言わぬが)
どこがどう・・・とうまく言えないが
なるほど。{多生の縁}は人ではなくバイクの方だったか?
なんというか。。。言わずに終わる恋?みたいな?
先日、たまたまブロ友さんが行った旅先でテレビのロケをしていて
ブロ友さんが映るかもしれない。。。といつもは見ない番組を録画をしたら
ブロ友さんは映らなかったけど別のコーナーで
叔父の家が映るという偶然があったばかりである。
今回も(2時間半もかけて)たまたま行った先の駐車場で
ほんの数分違ったら出会わなかった偶然。。。。相手は県外から来ている。
人生ってこういう縁で繋がっているのかもしれない・・・と思わされる出来事だった。
ついでに言うと。。。。
それから夫のバイク熱がまた高まったようで
バイク買っていいか?と次々にLINEが来る。(ぁ・夫は猿七のところに行った)
とーぜん既読無視である。
どうせわたしがいいとか悪いと言ったところで買うときは買うし買わないときは買わないのだから。




