誠意が通じない。
鳥八のことである。
弟家族と暮らしている鳥八。
先日の結婚式はこの家で暮らしてしばらく前に巣立った甥っ子だ。
さすがに寄る年なみで結婚式と言えどディズニーまでは行けない。
(家の中でもよろよろしている)
自分からその数日間は介護のホーム?病院?的な施設に行きたいと申し出た。
家族皆でその日はどうしたらいいかを考えていたからなんともありがたい申し出である。
鳥八さすが👏偉い!と思った。
鳥八は人と会話するのが大好きだ。特に新しい場所での交流はすごく喜ぶ。
だからパンフレットを取り寄せ楽しみにしている様子は微笑ましかった。
とは言え、家族全員が結婚式に参列するのだからさみしい気持ちはあるだろう。
おりしもうちの孫っちの写真をくれくれ。くれくれ。言っている鳥八。
鳥八に言わせると義妹のスマホに我が家の孫っちの写真を送ってくれればいい・と。
そうすると義妹のYちゃんがちゃちゃ~~~~っと写真にして出してくれるのだ・と言う。
ちゃちゃ~~~っと・・・って言うけど
Yちゃんは印刷機(!)でも持ってるの?家で現像(!)してるの?
と鳥八に聞いたら
それはわからないがいつでもちゃちゃ~~~~っと出してくれるのだ。そうだ。
わたしはコンビニで写真印刷するけど案外面倒くさい。(行くのもコピー機も)
それをいかにも簡単にちゃちゃ~~~と言われるのもなんか気にくわない。
しかも人んちの孫の写真。。。。(=゚ω゚)ノ
てなわけで面倒ながら義妹に迷惑が掛からないように時々現像して送るのであった。
なんて話を娘としていたら。
ならば施設に持っていけるようにフォトブックを作って送るよ。
と娘が申し出てくれて(ありがたい)
さっそく施設に行く数日前に届いて鳥八から喜びの電話がきた。
あー早く届いて良かったわ〜。
いつでも見られるようにサイズも考えて貰ったからぜひ見てね〜。
鳥八「あの写真が可愛かったね〜」
わたし「あの写真と言われてもそれは世界に一冊だけ鳥八じぃちゃんのために作ったものだからわたしは見てないのよ。写真はいつも貰ってるからだいたいどんな写真かはわかるけどね」
あーそうなのかい。
そーよー。
大袈裟かもしれないが『世界に一冊』と言うことでより価値があがるというものだ。
わたしもささやかな親孝行ができて嬉しい限りだ。
そして甥っ子の結婚式当日。
県外から親戚たちが集まる。
新郎の両親である弟家族も朝早くから大変だったことだろう。
同じテーブルに座った新郎の母。義妹Yちゃん。
今朝はどんなに忙しかったか、、、。
今日までの心労はいかほどだったか、、、。
そのYちゃんにこう告げられる。
お姉さん、今日。
実はじぃちゃんからたまごに見せるように、とフォトブックを預かってきたんです、、、。
え?フォトブックって?
お姉さんがじぃちゃんに送った孫ちゃんのフォトブックです。
たまごは実際には見ていないそうだから持って行って見せてやって。と言われました。
あとじぃちゃん本人の写真をA4サイズにしたものを持って行ってあちら(娘家族)に見せるように。。。と。。。
は?!
へ?!なんで?どゆこと?
施設で暇でないように、さみしくないように、急いで作って貰ったのに?
なんというか、、、、
こちらの誠意がまったく伝わらない人だな、、、鳥八は。
そうですよね。そう思ってA4のじいちゃん本人の写真は家に置いてきちゃいました。
でもフォトブックは持ってきたんですけど、、、どうします?
いやいやいや。。。<m(__)m>ごめんなさい。
ほんっっと<m(__)m>ごめんなさい。
こんな忙しい時に忙しい人に持たせる意味がわからない。
ほんっと申し訳ない、、。
いーえーいつものことだから大丈夫ですよ。(*^。^*)
わたしは心底がっかりしてしまった。。。
しかし。後から考えた時。。。
鳥八に言った「わたしは見てないのよ」の部分だけが脳裏にしっかりと残り
実は娘に見せたい一心だったのではないか?
そう思えばもしかしてそれは優しさ?
歳を取るってこういうことなのかもしれない。と
なんともやるせない気にもなるのであった。
