猿七(さるしち)は昭和7年申年生まれの義父である。90歳。

鳥八(とりはち)は昭和8年酉年生まれの実父で弟家族と暮らしている。同じく90歳。

 

猿七はひとり暮らしで、ありがたことにこの年齢で要介護も要支援もない

 

義母が看護師で夜勤もあったため若い頃から家事や料理をする人だった。

ただし自分で(あと周り近所で)「一人暮らしの老人はかわいそう」と思っている。

 

転勤で『離れて暮らさなければならない』大義名分があるから

わたしは大変助かっているがもしも近くに住んでいたら、、、( ゚Д゚)

 

現実に同じ市内に住んでいた一昨年まで、週に一度は夫が顔を出し

数週間おきに泊まっていた。

 

なにかと頼まれごとは多かったし夫がいて助かっていたと思うし

なによりも長男が大好きだったので(*´ω`*)

 

転勤で離れる時、このままぼけてしまうのでは、と心配したが

結果・全くそんなことはなく

反対に自分で何とかしなければならないから、かえってしゃんとしたように思う。

 

近所に住む義姉も看護師で、その辺りは最初からわかっていたらしく

極力、手は出さない。優しいことばも敢えてかけない。を貫いている。

 

それはわたしの気持ちとも合致する。

(まあ、わたしは優しさではなく単に面倒。義理の仲だし)くらいの気持ちが本音であるから褒められたものではない( *´艸`)

 

その辺り、義父はわかってなくて。

アレ(義姉)は怒ってばかりいる。○○(夫)は優しいのに。たまごも優しいのに。

と思っていてそれを言葉にもする。

 

「言わなきゃいいのにな~どちらが優しいかと言えば近くで口うるさくても動いてくれる義姉なんだけどなぁ」

義姉には申し訳ないといつも思う。

 

 

たまにアメブロのピックアップであがってくる介護ブログで

「なんでも親に手助けした挙句・自分の首を絞めている人」を見かけるが

 

はたから読むと本来はそこまでする必要はまったくなくて。

してあげるから本人が自分でする気力もなくなるわけで。

親はそりゃ子が何でもしてくれれば便利に越したことはない。

 

介護してる方は、自分の家庭はおかしくなるわ、自分の体調はおかしくなるわ、

なのに、それが案外・自身のせいであることにどうして気づかないのだろう。

 

と友達ではないから若干冷ややかに読んだりするのだが。( *´艸`)

 

よく考えてみれば

甘えてる親の方は、わたしがパソコンやスマホのことでわからないことがあると自分で調べるよりもすぐに娘に聞いてしまうおのれの姿と重なる部分あり。(。-∀-)

 

一度・娘に言われたことがある。

 

「単純な疑問なんだけど。教えるのが面倒とかそういうことじゃないから誤解しないでほしいんだけど。ママは自分で調べたりはしないの?」

 

ハッとした。( ゚Д゚)Σ(゚Д゚)

 

娘は

「これこれこういう調べ方をするとわたしに”今いい?”てわざわざ聞かなくても簡単に調べられるよ」

と言ってくれたが、、ハッとしたのだ。Σ(゚Д゚)(/ω\)(;^ω^)

(娘は気を遣った言い方をしてくれたから・・・よけいにぐさっときた)

 

 

義父(猿七)を見ていると本当にその通りだ、と思う。

 

 

自分でできることまで周りがやってくれたら、その方が簡単だし楽である。

その代わりに体の機能はすぐに衰える。脳の機能も。

 

わたし達が離れてからどんどん元気になる、ならざるを得ない義父を見ていたらそれが真実とわかる。

 

さて。

前置きが長くなった。(;^ω^)(え?前置き?)

 

 

タイトルの4千円である。

 

猿七が入院していて実家の冷蔵庫は空っぽになっていた。

 

猿七はそういうところ、ものすごくきっちりしているから食物もちゃんと入院の前に食べたり処分したりしていたのだろう。

 

足の治療だからすぐには買い物に出掛けられないだろう。

いつもの定番の牛乳やヨーグルトを買って、数日分の食事も用意してきた。

そのくらいはわたしもする。(*´ω`*)

 

その材料代4千円を「爺からちゃんと貰ってね」と義姉に何度か言われた。

 

わたしもできればほしい(*´ω`*)今回行くにあたって結構な出費があった。

 

夫はそんなのもらわない。もらわなくていい。と言う。

義母が金の話をする人が嫌いだったから夫はたぶん似たのだろう。

 

わたしは流れ星が流れたらその数秒で「かね・かね・かね」と言うことに決めているくらい

なので、金の話が嫌いとか金の話は下品だ・・・と思う気持ちはわからない。

 

夫に3回くらいは4千円の話をしたがさすがに4回目はできなくてそのまま帰ってきた。

 

翌日・・猿七さんへの毎朝の安否確認の電話のときに

 

「たまごに材料代やれよ。と、○○姉に言われてたのに持たせるのを忘れた。

借りておくしかないが申し訳ない」と言っていたという。

 

ほらみろ・・・と実は思った。が黙っていた。

 

翌日わたしが電話した時も猿七さんは申し訳ない・・と言った。

干上がってないか?とも言った。めったに冗談を言わない猿七さんが言った(*´ω`*)

 

 

夜に夫にそれを話した。

 

年寄りは人にお金を借りるのが嫌い。たぶん借りている状態が気になって仕方がないであろうこと。

義姉も何かを買った時に長男と嫁がいつもいらないと言うのに自分だけ金をくれとは言いにくいこと。

長男は優しいのに義姉は文句ばかり言うとまたこれで言われかねないこと。

 

を話し、貰わないのが問題になることもあるよ。みんなのストレスになることもあるよ。

 

一番いいのは猿七さんから、わたしたちはかかった分の材料代をいただく。

 

そうするとわたしたちはありがとうを言う。猿七さんも料理をありがとうと言う。

わたしたちは義姉にもありがとうと言われ

義姉は猿七さんに「金をやれ」という必要もなく

義姉が猿七さんに「文句ばかり言う」とも言われない。

わたしの財布はうるおう。

 

肝心なのが4千円をもらったわたしたちが猿七さんにこう言うんだよ。

 

「ありがとう。爺ちゃん。お金なんていいのに。

でも。。。今度はこのお金でまた美味しいものを作って持ってくるね」(*^。^*)

 

 

夫に熱弁をふるっているうちにわたしのトークもどんどん冴えてきた(^。^)y-

 

決してわたしがケチで言うんじゃないのよ。

(ここ重要^o^本音はともかく)☻

 

みんながみんな「ありがとうの輪」ができて幸せなキモチになれるんだよ~~(*^。^*)

 

 

夫は・・・そうか。。。そうなのか。。。。そうだ。そうだな。。。。(*_*;

と言っておった( *´艸`)

 

こうしてまんまとわたしの術中にはまるのであった(*^▽^*)