この辺りの人はお昼ご飯を家に帰って食べることが多い。

 

ウチの夫もそう。

 

わたしはたいていの日のお昼はジムに行っているから午前のうちに夫の昼食は用意しておく。

 

ジムのない日もなんとなくわたしがいたら夫がきちんと休めない気がして(あとわたしが居心地が悪いのもあり)買い物や散歩に出ることが多い。

 

この地に来てから夫の仕事が大変になり「辞めたい・・」のセリフを聞くようになった。

 

しかし本人いわく"辞める辞める”というヤツほど辞めない。

オレのように贅沢な人間は辞めて金が入らなくなったら生きていけないから辞めない。

 

らしい。

 

いちいち応じているとこちらの身が持たないから

「そうなんだ~」「大変なんだね」「辞めてもいいよ」「病気になるのが一番怖いからね」

 

と。

一切・心にはない言葉を掛けるわけであるが。( *´艸`)

もちろん本心では辞めてもいいとか、そったらことを思うわけもなく(*´ω`*)

作戦として言っているだけだ。

 

 

家族に本音を言ったらダメなのである(*^。^*)

ありがとうと思うときはしっかりとありがとうと言葉にするが・ありがとうと思わない時でもありがとうを言うのである。

 

 

 

ある日。ジムは休みだし、買い物も終わってしまったし。

夫の戻る昼の時間だなぁ・・・と思いながら自転車に乗って家に向かっていた。

 

遠くの方でしょんぼりと歩いているサラリーマンがいた。

一直線の道だから遠くからも見えるのだ。

 

夫・・・か?

 

歩き方があまりもしょんぼりしていて・・・あまりにも下を向いていて

その姿からは「世の中から消えてしまいたい」感が漂っていた。

 

それを見たら心が締め付けられるようになり

「辞めていいよ」( ゚Д゚)

というか

「辞めてしまいな。」と思った。


 

その背広姿の人は案の定・我がアパートに入って行く。

 

急いで帰らなければっ!

家に入ったならば、わたしはそれを言わなければならない。。。

 

なんならもう今日の午後から行かなくていいから!!

 

慌てて自転車をこぐ。

切ない。焦る。

手遅れにならないうちに。

 

 

慌てて玄関を入ったら。

部屋の中でご飯を食べてる夫がいた。

 

あら?

 

あれ?

 

 

どうやらアパートに入った男性は上の階の人のようだ。

単身赴任で住んでる方だ。

 

 

 

さすがにその方に「辞めていいよ」とは言えない(*´ω`*)