小さい頃から、「君は本当にお父さん似だねぇ」と言われて育ってきたのですが、今こうして年とってみると、中身はお母さんそっくりなんだなぁって思う。あきいしです。お久しぶり。
朝から母から電話が来て、もちろん用事があってかかってきたんですけど、久しぶりに母とゆったり話をしました。
内容はまぁ、就職がなんとかかんとか、そんな話ばっかりでしたけど。
最近母は、以前とは違って、僕の話に耳を傾けてくれるようになりました。
前は「あんたの話なんかとるにたらない」という感じで、真面目に話を聞いてくれてなかった気がするんです。
そのせいか僕も次第に自分の素直な気持ちをアウトプットするのが苦痛になってしまって、母の前では内向的に、閉塞的になっていたと思います。
大学をやめたいこと、肌に合わないこと、嬉しかったこと、褒めて欲しいこと、本当は自分がどうして欲しいか、
何も言えなかったなぁ。
大学に入って、親元を離れて、連絡手段がメールや電話になってから、如実になった気がします。実家に居た頃はそんな風には思わなかったのに。
一度大学に入って、僕はひねくれてばかりで、いろいろと上手くいかなくて。
親とですらそんなだから、そのときの僕はもう、自分の気持ちを素直にアウトプットするのが怖かったんだと思います。
誰に対しても、上辺だけの言葉だった気がする。
唯一の誇りだった音楽も、親には褒めてもらえないで。
まぁ当たり前なんですけどね。高い学費払って、成績も芳しくないくせに、バンドばっかりやって。
でも褒めて欲しかったなぁ。
小さいころから、「テストは高得点があたりまえ」「佳作なんて大したことない」そんな感じだった。そうやって高校までいって、もともと勉強なんて好きじゃなかったからどんどん成績は落ちていって、僕はわかりやすくグレたわけで。笑
そんなだから、出来ないこと、上手くいかないこと、やりたくないこと、そういうマイナスのことを言うのがイヤになって、どうせ受け止めてもらえないから、って。
でも頭ん中で、親は親ていう感情がいつもあったんです。親は、親。親は絶対なもの、大切なもの、ていう。
だからもう、心んなかは、信頼できない親と、信頼すべきだという考えのせいで、しっちゃかめっちゃかでした。
で、大学に話は戻って、
そうやって、隠したり嘘をついたりしてたら、退っ引きならない状況まで来てしまった。
いよいよどうすることもできなくなって、念願の喧嘩。
いや、僕喧嘩したかったんですよ。本当に。
親だけじゃなくて、俺にだって言いたいことはあるんだよ、っていう。
そいで今があるわけです。
苦労かけてて悪いなぁ、って思いながらもさ、自分のこと理解してくれない相手のことなんて理解できないじゃない。頭ではわかっててもさ。
それがやっと最近、中和できたと言うか。ね。
だから、近頃は、おかんと電話でゆっくり話せるのが楽しいです。
穏やかな気分になるし、なんとなしに前向きな気分になる。
やっと親子って感じがして。
いいっすね。
つーわけで今日も頑張ります。