うさぎくんとカメくんは、カメくんのおうちからちいさなぎんいろのロケットをもってきました。ふたりのりです。白いうさぎさんの絵がかいてあります。おぎょうぎよくうさぎくんとカメくんはロケットにのりこみました。「せえのっと、ガマノホワタアアア。」こえをあわせてさけぶと、ロケットがとつぜんきえました。(つづく)
「ところでね。」とカメくん。「イチゴをみにいかない?」「あっ、いきたいいきたい。」とうさぎくん。「でもね、よるはだめなんだよ。おしごとがあるからね。おもちをつかなきゃならないから。」「それじゃあ、おひるにいこうか。ロケットをつかおう。」「イナバ号?」「そう。イナバ号。」(つづく)
「つじうらってねえ、おかしのなかにうらないがはいってるのさ。」「うらないって?」「これからおこることがね、かいてあんの。」「これからおこること?」「うん、たとえば、うらないに『あたらしい出会いが あるでしょう』ってかいてあるとするじゃない。」「ふむふむ。」「そしたら、そのうらないを読んだ日に、だれか、新しいともだちができたりしてね。」「ふうん。」「そんなときは、うらないがあたったなあ、って思うの。」「へええ。」「だけどさ、うらない読んでさ、いつまでたってもはじめて会うヒトがだあれもいないとするじゃない。」「うん。」「そしたらね、うらないはあたんなかったなあ、って思うの。」「ふうん。それじゃさあ、あたることもあたらないこともあるの?」「そう。」「ふうん。そうなんだあ。」すこしだけうさぎくんはかんがえました。「ねえ、まちびときたらずってどういう意味なの?」「きてほしいなあっておもってたヒトはきませんよ、ってこと。」「あっそうなの。それつまんないね。」「うん。でもくわしくいうとね、まちうさぎ、とはかいてない。」「あっ、それはそうだ。」「ウサちゃんはくるかもしれない。」「あっ、きぼうがでてきたねえ。」「ものはかんがえようよ。」カメくん、しんせつにおしえてくれます。(つづく)