なんだろう。あれは。しろいおおきなとりがとんできて、すこしはなれたところにとまりました。ながめていると、なかから2わのうさぎと1ぴきのカメがおりてきました。そのうち1わのうさぎがいきおいよくはしりはじめました。ひょっとすると・・・。「やあ、こんにちは。」とかけごえ。「きみはだれだい?」「ぼくですか?ぼくはあたらしいもちつきやです。」「ああそうなんだ。」「あなたはどなたですか。」「きみのまえにおもちをついていたもちつきやだよ。」「えっ?そうなんですか。おはつにおめにかかります。なんだかうれしいなあ。」「いや、こちらこそきみにあえてうれしいよ。」もちつきやさんどうしで、いきとうごうしています。「あのとりはなんなんですか?」「あれはね、うちゅうどけいさ。」「うちゅうどけい?」「そう。うちゅうのあちらこちらをめぐっては、みんなにせいかくなじこくをしらせているの。」「へええ。」「きみ、おもちつきは、じぶんからやりますっていったの?」「はい。もともと、はこねのとうげでおもちをうっていたので。」「そうかい。それはまたたいへんなところで。」「イギリスからピーターさんがいらして、ひとつたのまれてはくれませんか、と。」「ああピーターさんねえ。」「こちとら、はこねっこです。いやとはいえない。」「ふうん。」「ま、ひとつめしあがってください。あっと、おつれのかたにも。」カメくんとこうさぎもこちらにやってきました。「しんじんのおもちやさん?」とカメくん。「そうです。」「はじめまして、ぼくたちはうちゅうどけいののりくみいんなんだ。」「おうかがいしてたところです。」「ありがたくちょうだいするよ。おっ。おいしいねえ。」「でしょう?かくしあじがあるんで。」「なんでしょうねえ。」とカメくん。「あっ。よもぎじゃない?」とうさぎくん。「おおあたり。」「おいしいなあ。」とこうさぎ。おもちをついたほうも、もらってたべてるほうもみんなしあわせそうです。(つづく)