たまには読書など | 夕暮れの陽

夕暮れの陽

三浦春馬君にいざなわれたエンタメの世界を楽しみたい。60代に入りこれからの人生を模索中。中川晃教さんと柿澤勇人さんに会いにたまには劇場へ行くのが今のところの目標。

「世界の美しさを思い知れ」

本の紹介文を読んで、図書館に予約をいれた。


「遺書もなく自殺した双子の弟の携帯。同じ顔を持つ兄が顔認証を突破すると、礼文島行きの航空券を見つけた。そこに弟の「死」の答えはあるのかー。マルタ島、台湾、ロンドン、NY、南米、東京、青春小説の名手が紡ぐ「喪失と再生」の物語!」


もうちょっと前なら、手に取るのをためらったかもしれない。逆に何か答えを求めて読み始めたかもしれない。


図書館から意外と早く連絡がきたので借りてきて読み始める。

春馬君からモチーフを得たの?と思うような設定もあり、ちょっと複雑な思いを持ちながらも、心惹かれるストーリーや表現で一気に読み終えた。

物語の中の双子の兄のように、ごく近しい人の気持ちは計り知れない。でも、いろんな思いを抱えながら生きていくしかないんだよね。

なくなった人への思いは、その関係性やその人となりでそれぞれだと思うが、あらためて自分はどう?と考えた。私は、単なるファンなので、何かできたのではなんてつゆとも思わない。春馬君が何を考えていたかとか、もういない春馬君がどう思うか、という視点も持ち合わせていない。ただ不在が悲しい。でもずっと悲しんだままでもない。「星の王子さま」の言葉を借りれば、「今では少し、悲しみはやわらいだ。つまり……消えたわけではないということだ。」突然泣けちゃったりするけどね、楽しいこともたくさんあるのだ。だって、やっぱり、春馬君にいざなわれた世界は美しいのだよ。