ウイリアムホールデン主演のこの映画は戦争映画としては重要な位置を占めている。この後、脱走をテーマとした映画が数々作られたがこの作品を越えるものは未だにない。ホールデン扮するセフトンがドイツ軍のスパイと怪しまれ、終盤、意外な人物がスパイと判明するといった心理的な作風がこの作品の最大の見所。結局、果たしてセフトンは脱出に成功するのか?ハラハラ・ドキドキの脱走劇は映画史上に残る名シーンだ。映画ファンにはぜひ観ていただきたい映画であることは間違いない。