人間関係は心地よいことばかりではない。
自分の考えが正しいかどうかは別として、違和感の中に居続けるとストレスにもなる。
そのストレスを軽減するのに個人的に「結構ポイント!」と思えること、
それが、想像すること。
これを綴るとなると「心地よくなかった」ことが前提の話なので、負の感情向き合うのは結構エネルギーも要りそう
となると敢えてテーマにしなくてもいいのだけど、綴ってみたい気持ちを無下にするのもなぁ…
ということで、結局は綴ってみる。
そして、いざ向き合うと、過去から時系列にしたかったのに、今対峙している出来事がどうしても頭から離れない
ということで、現職の話。
二年前、就労支援員の契約が満了となり、仕事探しが始まる
出来れば同じ職種で探したかったけど、父を亡くして認知症の母と2人暮らしになった状況で優先するのは家から近いこと。
結局、早々に前々職の経理の経験から応募した福祉施設の事務員に正社員で採用となり、新しい生活がスタートした。
私自身は面白味は全くない人間だけど、職場の人間関係は程よい距離感と他愛ない会話で難なくやっていけると思っていたのだけど…ビックリの展開が待っていた。
入職前に挨拶に行った段階から変だった。
女性職員たちは余所余所しく、案内してくれる男性職員に持参するものを聞くと、一人の女性から暗にそれを非難する横やりが入る
そんな空気は仕事が始まってからも変わらずで、「入って間がないんだから仕方がない」という空気はないまま、入職当日から給与データ作成、日々新しいことが矢継ぎ早に伝えられ、一度教えてもらったことを「覚えきれてなくて」と二度目に聞くと「言いましたよね」と睨みつけられる(まぁ、それは覚えきれない私も悪いのだけど)。
上司も「分からないことはどんどん質問して」「自分から歩み寄って」と当たり前の助言をするだけで、今まで生きてきた世界と違い過ぎて、溺れそうなほど息苦しい私への歩み寄りは全くない。
溜まりかねての1週間後、上司に「この空気はなんですか?あまりにおかしいと思う。」と伝えると返答は…
「みんな、貴方に警戒している」と。
長年の経理の経験を買われて、50代半ばのオバサンが正社員採用。
それも、先輩方を差し置いて、私が一番年上。
皆は数年前までスパルタの上司の元、しんどい思いをしながら必死でやってきた。
その上司が退職してやっと楽に仕事が出来るようになった環境に、そんな苦労を知らないオバサンがやってきても面白い訳がない。
上司の説明をかみ砕いて、現状に添わせて解釈するとそんな感じだった。
「そんなこと気にしないで、まずは仕事をこなしてもらえれば、そのうち落ち着くと思う」
と一言最後に付け加えられたが、「イヤイヤイヤ~」とツッコミをいれ、1週間ではもちろん分からないことばかりだけど、3ヶ月の試用期間で双方様子をみるということにしてほしいとお願いした。
3ヶ月後、たいして空気が変わらず、ストレスで凝り固まった私は辞意を伝えたのだが…
まず1年間やってほしい(経理は1年で一通りのことが分かるので)と説明を受け現状維持となる。
私の姉や友人達からは「なぜさっさと辞めないのか」と驚かれた。
1番の理由は…「出来ない人のまま終わりたくない」という変なプライドだと思う。
半人前の仕事で周りから認められず辞めること・・・
これが自分にとって「失敗体験」となると思ってしまったこと。
そして、同じ辞めるなら少しでも役立てるようになってからと思ってしまったこと。
また、就労支援員として、担当していた人たちが簡単に辞めないようハッパをかけてきたことも根底にあった。
1年間、冷たい空気にこちらが慣れ、仕事も覚え、割り切って過ごしてきたものの、職場の雰囲気は変わらない。
そして正式に辞意を表明した。
結果、狭い町で求人を出してもすぐに次の人は来ない(それは何故か考えてみたらいいのに)と説得され、また1年の約束をして、この夏に強行突破で辞める話までこぎつけたのだけど、
この不健全と思える状況の中で、心に大きな波風立てず過ごしてこれたのは、相手の状況を「想像できた」ことに他ならない。
新入社員の私は一番年上のオバサン。
それでもキャリアがあるからと採用された段階で、どう考えても「面白くない人」だっただろう。
田舎の個人経営の福祉施設、事務所内でも昭和の縦型社会が根強い環境の中、ハラスメントにも長時間残業にも耐えて今を迎えた、その歴史は根深いのだろう(聞こえよがしに話題にしてるので、ここは簡単に想像できた)。
そして、共に過ごす中で多少は和らいでいく関係性の中、断固として相入れない姿勢を貫く唯一の女性は私と一番年が近く、必死になって仕事をしてきて、一番職場を想う人であることも今となっては分かってる。
身びいきが強く余所者と一線を引こうとする性分は田舎特有のものでもあるけれど、ハラスメントに誰よりも敏感に過ごし、それを乗り越えた今の職場が彼女にとって「やっと手に入れた王国」であることも分かる。
そして、私が空気を読み過ぎて軽口をたたかない(正式には叩けないのだけど)のも距離が縮まらない原因でもあるので、私の課題も含めて総体的に今の現状がある。
最初は訳が分からずしんどかった環境も、上司が言うように「まぁ、1年やってみてください」というのも分からなくもない程度に慣れた。
自分の中では一番大事だと思って生きてきた「円滑な人間関係の構築」も
「別に仲良くなる必要はない」と割り切ったことと
そして相手の気持ちを想像してみることで「価値観がちがうだけ」と答えは出て
当初のストレスは減ってきた。
相手の立場や思考パターンを想像せず、自分の考え方に合わない!と1週間や3ヶ月で辞めなかったこと
これで得たものは、また私の糧となり、これからの人生を豊かにしてくれると信じて。
今は無事に退職するまで、まだまだ忙しい日々の仕事をこなしながら整えていきたいと思う。
ってゆーか、私の退職…女性陣はまだ知らない。
残りの3ヶ月半、心穏やかに巣立てますように、と願うばかりの今なのです。