少女アンネ | Dear Anne

Dear Anne

「外をながめて、自然と神様のふところをのぞいたとき、

わたしは幸福でした。

とても幸福でした。」

アンネを捜す心の旅。生誕80周年。


心のアンネ・フランク

アンネリース・マリー・フランク。ドイツ・フランクフルトで生まれました。1929年6月12日のことでした。
父オットーに母エーディト。それに3歳年上の姉マルゴーの4人家族で、
裕福なユダヤ人家庭に生まれました。
小さい頃からおてんばで、生まれたときは男の子だと間違われるくらい元気でした。
しかし、活発なだけではなく、父の教訓でよく本を読み、勉強は歴史が好きでした。
将来は作家かジャーナリストになろうと思い、数々の物語を残しました。


心のアンネ・フランク


アンネはマルゴーと正反対の性格の持ち主でした。おしゃべりで活発なアンネに
比べ、マルゴーは大人しくて成績も優秀でした。
アンネはそんなマルゴーのことが気に入らず、意地悪をすることもありました。
でも心の中ではマルゴーを尊敬し、後に住む隠れ家では、ひとりの女性として
生きていこうと強く思っていました。


心のアンネ・フランク
強制収容所で人々が殺されてゆく中でも、アンネは最期のときまで
希望を捨てませんでした。アンネの望み――
それは「死んでからも生き続けること」でした。
しかし1945年春、ロウソクの灯が消えるように息を引き取りました。
15歳と9ヶ月の短い生涯を終えました。