松帆浦 海峡輝く潮騒に

駆け抜けし都 時忘る日々


梅雨晴れの夜

明石海峡大橋の下から

神戸の夜景を見ていた。

昼間、旅の人々で

賑わっていたが

いまは、人影まばら。

明石海峡大橋と

神戸の明かりの中

海峡の潮の流れる音が

よく聞こえる。

大小様々な船が

船灯を交差させてゆく。

若かりし日を思い出していた。

吹き抜ける風に慰られるように。