梅雨晴れの滲む夕暮れ我見たく

橋を渡りて松帆の浦へ


淡路島の松帆の浦からの

景色は現代ならではで

美しい。

日中は青空と明石海峡の

早潮に海の香りが悩ましい。

夕日沈む時、空が暮れてゆき

潮路が色付く。

暮れ切らない空の下

対岸の神戸、明石の街明かりが

詩情を誘う。

星と、明石海峡大橋の

イルミネーションが輝きだし

夜景と行き交う舟灯りに

心の整理をつけ、また橋を渡り

部屋へとかえる。

淡路島で恋をした彼女とは

訪れたことはなく

残念だが、心の中には

いつも、君がいる。