淡路島夕暮れ瀬戸の三日月に

君への想いせつなき空に


仕事の関係で一時期淡路島で

働いていました。

若い頃で恋もした。

失恋の痛手。

どうしても忘れられない人がいた。

何年も想い続けうつむく日々。

・・・でも、彼女と出会い全てが

消えて、恋の幸せが心を満たした。

束の間ではあったが。

それからは恋の苦しみと

想うことの喜びが交錯する日々で。

どうにもならない恋だった。

ただ、縁起が良いと言われ

また、願いを言えば良いとも

言われる春の三日月を見上げていた。

そして月光揺れる松帆浦の波に

心慰めていた。