マルシオ・アラウージョ続報 | sunrise1993 ~柏レイソルの軌跡~

マルシオ・アラウージョ続報

又マルシオ・アラウージョの記事が出ていました。


マルシオ・アラウージョレンタル移籍間近


マルシオ・アラウージョの特徴

WSS From S さくはちさんの許可を得まして記事を転載致します。 さくはちさんありがとうございました。

元記事 WSS From S


現在アトレチコ・ミネイロ(ミナスジェライス州)所属
ブラジル代表経験ナシ

○ユーティリティ性を武器に3シーズン半に渡って名門ガッロで活躍する22歳。
 マラニョン州出身ながらデビューはサンパウロ州のモジ・ミリン。州選手権で印象的なプレーを見せる。その後コリンチャンス・アラゴアーノに腰掛け的に在籍した後にブラジル屈指の名門・アトレチコ・ミネイロに加入した。
 2004年、2005年と出場機会は決して多くなかったものの、戦力の海外流出にアトレチコ・ミネイロが悩まされていたこともあり、20代そこそこながら着実に経験を積む。2006年になるとアタリバ(元神戸)らとポジション争いを展開。中盤の戦力としての地位を確実なものとした。この年から本職のボランチに加えてサブポジションをこなすようになり、2005年後半にはトップ下でもプレー。
 2006シーズンはアトレチコ・ミネイロ、レンタル先のグアラニ(序盤ロリ・サンドリ監督とソリが合わずに放出されていた)と共にブラジル全国選手権SerieBでのプレーとなったが、新たに右サイドでのプレーを習得。 左サイドのチアゴ・フェルトリがかなり積極的に攻め上がるタイプだったのに対してバランスを意識した攻撃参加を見せていた。無論ボランチとしても成長を続けており、特に後半戦は複数のポジションを股にかけアトレチコ・ミネイロのブラジル全国選手権SerieB優勝にも貢献した。
 今シーズンは既に州選手権でプレー、かなりの好コンディションを披露している模様。ちなみにかつて現コリンチャンス・元横浜FMのマグロンとピッチ上で殴り合いをしたことがある気骨漢。

●欧州マーケットが閉じるや否やJリーグ・柏入りが噂されたボランチ。
  2月1日にグローボが柏レイソルとの交渉を報道、波及的にテラ等主要メディアに移籍情報が広まった。アトレチコ・ミネイロが現在経営に苦労しているようで、折角ブラジル全国選手権SerieAへの昇格を決めたものの十分な補強を行う資金に事欠いているため、どうやら売れる選手は売る方針であることから、仮にJリーグ云々が真実でないとしても他チームへの移籍は十分可能な選手であるようだ。海外でのプレー歴はないもののガウヴォン(元広島)、クルピ監督(元C大阪)、アリ(元鹿島)、アタリバ(元神戸)に現横浜FMのマルケス、広島のウェズレイ・・・とJリーグ絡みのブラジル人選手が数多く籍を置いたアトレチコ・ミネイロ所属ということでJリーグについての情報も十分仕入れていることだろう。
 本職はボランチながら、昨期中盤はレヴィル・クルピ監督によって右ウィングバックでも起用され、その前の年にはトップ下でのプレーを経験、とかなり使い回されてきた選手。それだけ基本的な技術がしっかりしており、戦術理解度も高いということの裏付けだろう。ディフェンスの間隙を縫ってスッと攻め上がるなど攻撃センスもなかなかのもの。ただしミドルはアテにならない精度w
 運動量もあるボランチなのだが、やや試合をコントロールし、中盤をパスで構成するようなクリエイティビティには欠ける印象を受ける。これまでそうした仕事を請け負うことが少なかったせいでもあるが。レイソル加入が叶ったならば、の話だが、アルセウと並べて使うのはやや中盤の構成力という点で不安な気が。右での起用か?
 使い回しの効く渋い選手、という評価は本意ではないだろう。ボランチの発掘が上手いレイソル、この選手も新たな一面を見せる可能性は十分である。