耳の後ろのにできた粉瘤が限界に達して、

痛すぎて泣

思い切って形成外科へ真顔

(胸の再建とは関係ないクリニック)

 

皮膚科では「様子見」で終わってしまったから汗うさぎ

今回はちゃんと診てもらえるところへ行こうと思ったドンッ

 

家から少し離れた場所に、いつの間にか新しい形成外科ができていて、そこへうさぎ

乳がん治療中だし、できれば女医さんがいいなと思っていたら、ちょうどよかった。

 

まずは看護師さんの問診。 

患部を見た瞬間、「痛かったでしょう、よく我慢しましたね」

 

……その一言で、今日の満足度の半分は達成グッ

 

このクリニック、どうやら“先生は処置だけ担当”スタイルらしく、 

看護師さんがほぼ全部進行。 

ちょっと寂しいけど、確かに時短には最適。

 

そのままベッドに寝かされてスタンバイ。 

案の定、切開することにチーン

髪が汚れないようにと、看護師さんが丁寧に準備してくれる。 

 

 

生え際を触られたとき、

 

「あ、ウィッグって気づかれたかなあせる

 

と思って、 自分から

「ウィッグだから取ったほうがいいですか?」

と伝えたら、 

 

「あ、乳がん治療中でしたよね。

でも、全然ウィッグってわからなかったですビックリマーク

 

と驚きのリアクション。

 

 

 

処置後、ウィッグをかぶり直してたら、

看護師さんがまた話しかけてきて、 

 

本当にわからなかったですお願い

たまにウィッグってわかる人もいるんですよね(←やっぱりいるんだ汗)

いや~かえるさんのは、わからなかったです。

カットしてもらったんですか?」

 

とか、色々、質問攻め。

 

 

お世辞じゃないのが伝わってきて、

 

この前まで箪笥の肥やしだったウィッグ下矢印が、

まさかの大復活お祝い

 

 

 

 

“余計なお金かけちゃったなぁ”と思ってたけど、 

今日ばかりは「かけてよかった…!」と心の中でガッツポーズグッ

 

初めてのクリニックだったけど、

スタッフさんが親切で、 痛みもひいて、

帰宅したら安心してどっと疲れたぐぅぐぅ

 

でも、ウィッグ褒められたから、

今日は勝ちアップ

人生、“やりたいことはやっておく”という方針で生きてきたので、 

この先、特にやりたいことはない。

 

……はずだった。

 

でもひとつだけ、まだやり遂げていないことがある。

 

ピアノ曲。ドビュッシーの「月の光」。 

 

よりによって初ドビュッシー。 

よりによって一番“優雅さ”が求められる曲。 

よりによって、

練習を始めた瞬間に人生が大荒れ波するというタイミングの悪さ

 

 

昨年7月

 

練習を始めた途端に、

母の入院と看取り、

ピアノ教室の移転閉鎖、

自分の”がん”。

 

もう何もかもが“ピアノどころじゃない”方向へ転がっていった。

 

あの7月は本当に、散々だった。 

親も、健康も、趣味も、大事なものすべてがまとめて奪われた

 

 

 

ピアノを始めた理由

 

そもそもピアノを再開したきっかけは、

車通勤途中の“あのピアノ屋”。

 

なぜか毎日、店の前で信号に引っかかる。 

 

ショーウインドーのピアノが、

呼んでいるような、呪っているような、

視線で毎日、私を見てくる。

 

 

 

そんなピアノ達に「弾け」と呪われたように、数年前にピアノを再開した。 

 

初めての発表会には両親が来た。 

母は手術後だったのに、年上の生徒さんたちの演奏に勇気をもらって、 

その後も発表会を見に来るのがゲン担ぎになった。

 

中年になってから発表会なんて、 

恥ずかしくて仕方なかったけど、でも親孝行できてるような少し誇らしい時間だった。

 

 

 

病室ミニミニコンサート

 

母が緩和ケア病棟に入院したとき、 

亡くなる前日と当日、看護師さんに手伝ってもらって 

病棟の電子ピアノを借りて、病室でミニミニコンサートをした。 

 

母が好きだった歌謡ポップスをいろいろ。 

最後のリクエストはボブ・ディランの「Blowin’ in the Wind」。 

青春時代の曲だと、口ずさんでいた。

 

感謝の言葉は伝えられなかったけれど、 

あの時間は、ちゃんと届いていたと思う。

 

 

 

 

弾きたいのに、弾けない日々

 

そして話は戻る。 

 

「月の光」を完成させないままでは、 

“母が入院していたから”という言い訳のままになってしまう。 

 

それは絶対イヤ。 

母のせいにするなんて、もっとイヤ。

 

だから、休職中、何度か練習を再開しようとしたけれど、 

精神的にダメもやもやで、手が動かない。 

 

弾けないと暗くなるし、

暗くなるとさらに弾けないし、

負のループにどっぷりだったガーン

 

 

 

何とか再始動

 

それでも、EC療法の終わりが見えて、 

ほんの少しだけ光が差したとき、 

勇気を出して新しいピアノ教室に電話した。 

単発レッスンOKとのことで、お願いした。

 

最初は「けんもほろろ絶望」の指だったけれど、 

それでも続けて、続けて、 

やっと、やっと、もうすぐ完成。 

 

素人の自分なりに、だけど。

 

 

一周忌に間に合った音

 

母の一周忌に間に合った。 

間に合ったよ。 

また弾けるようになったよ。

 

The answer is blowin’ in the wind。

(いやほんと、風に吹かれてどっか行きそうだったけど、戻ってこれた)

 

 

ほんと毎日、化石みたいな生活。

 

そんな私、前日の夜、

突然何かのスイッチが「カチッ」と入って、

上高地に到着驚き

 

着いて、しばらく歩くと、途中からなぜか人がいない・・・はてなマーク

 

空気は最高で、清々しいキラキラ

自然を独り占めだ~アップ

 

 

 

 

 

気持ちよく歩いていたら、

ふと頭に浮かぶ“毎日熊出没情報”。

急に怖くなって煽り、清々しさゼロで早歩きあせる

 

それでも、自然パワーキラキラはすごくて、

帰り道は気分がちょっと上向きになっていたアップ

 

 

……のはその日だけで、

 

抗がん剤の倦怠感が抜けてないのに無理したせいで、

帰宅後、寝込むというオチネガティブ

 

はい、トホホ。