隣人関係の騒音に関して相談を受けることがあります。

例えば「夜10時過ぎにスポーツ車のエンジンをかけて出勤する方のエンジン音で起きてしまう」「夜中の3時位に上の階でウォーキングマシーンを毎日している」「隣人が窓をピシャっと閉める音がうるさい」「夜中に酒盛りで騒いでいる」などなど

今は生活スタイルがそれぞれ違うことが多いし、特に都会の人は隣人のことに関心が無いのか近所づきあいはあまりしない。それで生活音などでストレスがうっ積してある日怒りになってしまう。直接行くと角が立つので、私のような不動業をしている人に頼んだり、場合によっては110番してしまう人もいる。

 

私は相談があったからといって言われるまま相手にクレームを言ったりはしない。

先ずはそれが「常識の範囲」からみて明らかに問題なのかどうか。深夜静かなマンションで毎日のようにウォーキングマシーンで運動をされては振動や騒音が上下左右の部屋に響く。それは隣人にとって迷惑行為なので注意すべきことだと思います。

 

商業地区においてもお酒持ち込みOKの「レンタルルーム」ならばしだいに酒盛りが始まるだろうし、騒がしくなるのは必然で隣近所に迷惑がかかる。クレームを言っても相手が応じない場合だってある。

相手がクレームに応じず改善されない場合は、法的に第三者に判断を委ねることがある。

その場合は騒音被害が「受忍すべき程度」を超えているかどうか判断基準になります。

「被害の程度」「音の大きさ(デシベル)」など客観的な事実をもって専門家に相談することになります。

 

いづれにしても音の問題は時には感情的な争いになりかねない。客観的なデータを基にして解決を図っていくのが良いでしょう。