お伊勢参らば  お多賀にまいれ
お伊勢お多賀の  子でござる

滋賀県犬上郡多賀町にある多賀大社は、「お多賀さん」として親しまれる神社ですニコニコ
地元の方には七五三で有名かもしれませんね。

御祭神は以下の二柱

伊邪那岐大神(イザナギノオオカミ)
伊邪那美大神(イザナミノオオカミ)

・・・「イザナギ」と「イザナミ」ですって爆笑

掲載写真は、所用で近くまで来たときにお参りして来たものです!(≧∇≦)

多賀大社のサイトはこちら

生命(いのち)の親神様であることから、古くから「延命長寿・縁結び・厄除け」の神様として信仰を集め、多賀大社の分祀社は全国239社を数えるそうです。

天地開闢から、神代七代の時代の最後に夫婦となり、淡路島をはじめ日本を形造る島を産み、多くの神々を産み出した神様ですねニコニコ

素晴らしい!
延命長寿お祈りしときましたっ!!
o(^^o)(o^^)o

延命長寿にご利益があり、太閤秀吉が篤く信仰して母親の病の回復を祈ったと云われています。

「3年、それがだめなら2年、せめて30日でも」

祈願成就により寄進された「太閤橋」も有名ですが、私が行ったときは、滑りやすそうで危なかったので渡りませんでしたキョロキョロ

中世から近世にかけて伊勢、熊野と共に庶民の参詣で賑わったそうで、冒頭の「お伊勢参らば~」の俗謡が生まれました照れ

近江が交通の要所であったことも多賀社が隆盛した要因のようです。


以前、宇佐神宮の話のときに「神宮」は格が違うという事を書きましたが、ここは「大社」です。「神宮」ではありません。

兵庫県淡路島にある「伊弉諾神宮」にも、伊弉諾尊(イザナギノミコト)と伊弉冉尊 (イザナミノミコト)が御祭神として祀られていますね。

これは、『古事記』の写本の真福寺本に「伊邪那岐大神は淡海の多賀に坐すなり」という記載に関係するようです。

淡海つまり琵琶湖の多賀にイザナギが鎮座してるってことじゃねって見解ですかね口笛

ただし、『日本書記』には国産み・神産みを終えた伊弉諾尊(イザナギノミコト)が最初に産んだ淡路島の地に幽宮(かくりみや)を構えたとあり、真福寺本の「淡海」は「淡路」の誤記ではないかとされています。

多賀社は、『古事記』以前の時代には地方の豪族「犬上君」を祀っていたという説もあり、「延喜式神明帳」には「近江国犬上郡多何神社二座」と記され小社に列していたようですね。


私の理解ですが、

神宮は、皇室の祖先神や歴代天皇、皇室と深い関わりのある特定の神様を祀っているところ。

大社は、八百万の神様で、お稲荷さまや八幡さまのように全国規模に信仰を集め、同じ祭神、神社名のある神社の総本社。

・・・・どちらかというと、多賀社は元々地域信仰の中核となった神様を祀っていたのかも知れませんね。

正確には分かりません(´・ω・`)




全く関係ない話ですが、弉冉尊 (イザナミノミコト)から逃げに逃げて、黄泉平坂から生きて戻った伊弉諾尊(イザナギノミコト)が、穢れを祓うために禊をして、左眼から天照大神が、右眼から月読尊が生まれたんですよね。
この話、好きなんですニヤリ


「伊邪那岐大神(イザナギノオオカミ)」と「伊邪那美大神(イザナミノオオカミ)」が祀られている多賀大社。
最寄り駅は、近江鉄道の「多賀大社前」になります。

あと、多賀大社の中には「寿命そば」というお蕎麦屋さんもありますよチュー

延命長寿にご利益がある神社で「寿命そば」だなんて…。
食べないなんて選択肢ありますか?もぐもぐ


皆さんも、「生命の神様」にお参りに行かれては如何でしょうか照れ

JR彦根駅からも近いですよ。

近江鉄道の列車⬇