私が小・中学生のころ

コバルト文庫とかティーンズ文庫(だったっけ?)とか

恋も知らない中学生がドキドキするような

恋愛小説や推理小説を創刊しているシリーズがありました

※今もあるのかしら??


当時の中学生たちは(少なくとも私の周りは)

誰もかれもが読んでいて

好きな作家のシリーズを集めて

貸し借りをしたりしていたものです


そんな世代に人気だった作家(詩人?)に

銀色夏生さんという方がいらっしゃいました

私の世代はみんな好きだったと思います


なぜこんなことを急に思い出したかというと


この銀色夏生さんの詩を

ふと先日思い出したからです


片思いの守り方

という題名の詩です


どの詩集に載っていたのか

全く覚えていませんが


片思いはかくしていた方がいい


という出だしの詩でした


誰かに言ってしまうと

自分の心の中だけでなく

周りにも自分の恋が動き出してしまう

というような内容の短い詩でした


中学生だった私は自分の恥ずかしい経験から

「その通りだ」

と思い

この詩が深く心に残ったものです



そして現在―


ある日友人とお酒を飲んでいて

最近の若い俳優で誰に注目しているか

という下世話な話をしていました


彼女は今かなり注目株の俳優を名指しし

私も別の若手俳優の名前を言いました


その時に彼女がその俳優の話を

少女のようにキラキラしながら話しているのを聞きながら

「そうかぁ。あの俳優が好きなのかぁ」

となんとなく心に刻まれたわけです



数日後

またしても彼女とご飯を食べているときに

「そういえば」

と先日の続きとなり

お互いの好きな俳優について話し始めた時


この詩を思い出したんです


確かに

話した後、彼女のお気に入りの俳優がテレビに出てくるたびに

彼女のことを思い出したりして


今彼女はこの番組見ているかしら


などと思う私は

まさにこの詩の通りなのです


あ。

私の心でも

彼女の恋が始まってしまったのだ



お酒を飲みながら

銀色夏生さんのことを思い出しました


って


泥酔して好きな若手俳優の話で盛り上がった時に思い出すなんて



やっぱり

年を取ると汚れるんだなあ

ぷりお


(笑)