前にも書きましたが、私はなんちゃって哲学好きです。
10代の頃まじめに勉強しなかったので、
真剣に学んだり、極めたりするのは苦手ですが、
何となく哲学が好きだったりします。
20代の頃、留学していたアメリカの大学で哲学入門的な授業を取っていました。
その授業の中で、先生がソクラテスの「無知の知」の話をしたとき、
話が逸れて「知らない方が良いこともある」というような話が出てきました。
その時に覚えた言葉が
Ignorance is bliss.
です。
直訳すると「無知は至福なり」って感じでしょうか。
ことわざの「知らぬが仏」です。
私はこの「Ignorance is bliss.」という言葉が結構好きだったりします。
響きも良いので、ずっと忘れず、心にとどまっています。
幸せが100あることを知っている人が10しか幸せを持っていないとき、
その人は「あまり幸せじゃない」と思うでしょう。
けれど
幸せが100あることを知らなければ、
10しかない幸せを「幸せ」と思えるはずです。
本当は100の幸せがあるのに、10しか知らないから可哀そうだ、
という意見もあるかもしれません。
けれど、それは周りの勝手な意見です。
大切なのは本人が幸せかどうか、ということだと思います。
現代社会は
生きるためにどうでもいいような知識や能力を
評価しすぎる傾向にあるような気がします
多くの日本人が幸せを感じれないのは
Ignorance(無知)をバカにしすぎたせいではないだろうか、
などと、思ったりします。
私が幸せになれないのも、
手に入れられない100の幸せを
未だに諦めきれないでいるからなのではないだろうか。
と思うと、
少しさみしい気持ちになります。